心理ハック
436 頭脳のドーピング
オンライン版『Nature』が4月9日に発表したオンライン調査結果によると、主に科学者からなるコミュニティーから得られた回答の20%が、『リタリン』(メチルフェニデート)や『Provigil』(モダフィニル)など、「脳の働きを活性化する薬」を使用していると認めている。
今や驚くほどの話ではなくなってしまいましたが、ある種の人が、ある条件下で服用すれば、ある種の薬物には、能力向上について、一定以上の影響を及ぼすだろうということは、関連書籍を読むだけでも想像できる話です。
匿名。アナリストで、以前は教養学部の大学生
薬と使用頻度:「自分の能力を最大限に活用するため」、大学時代を通じて、(正式な処方箋なしに)リタリンや『コンサータ』(メチルフェニデート)、Adderallなどをさまざまな量で服用した。平均すると週に5錠ほど。
使用した結果:「実際、とても効果があった。成績優秀者にも名前が挙がった。学業平均値(GPA)は、2~3年の間に2の半ばくらいから3.5へ上昇した。これが薬の効果であることは紛れもない事実だ。
「 脳を活性化する薬 」 が米国知識層に蔓延 : 読者からも多数の使用報告 (2)
435 セミナーを終えて
一昨日、「直感セミナー」を開催し、その講師を務めさせていただきました。
雨の中お集まりくださった皆様には、厚くお礼申し上げます。
セミナーでは、色々なイラスト等満載のため、入れるかどうかで迷ったものも多々あったのですが、入れておくべきだったと後悔したものを、1つここで挙げておきます。
http://piclib.nhm.ac.uk/piclib/www/image.php?img=87494&frm=ser&search=sensory&first=1
ホムンクルス人形と呼ばれる模型です。人間の脳内の、感覚マップをもとに人形を作ると、こんなふうになるのです。
これを見ると、いかに私たち人間が(そして他の動物ももちろん)世界を自分たちに都合よく「解釈」して構成しているか、よくわかります。目とカメラは、たとえ機能に似たところがあっても、やっていることはまったくちがう。眼は、脳画像を「造る」のに一役買い、カメラはただ世界を「写し取る」わけです。
人間にとって「正しい世界観」とは、自分が上手に関係を築くことのできるような「世界観」です。それがどういう「現実感覚」であっても、主体がなければ、たぶん存在しないようなものです。とはいっても、それは現実世界が存在しないとか、幻に過ぎないという話ではないです。それはまた別の話です。
こうした文脈で見るなら、モノを見る(モノが見える)という時点で、すでにそれは解釈であり、判断でさえあるわけです。もちろんそのタイミングでは、一般にはそれは妥当な判断であって、それほど恣意的でもないと思いますが、「写真」でないことだけはたしかです。最初から「写真」ではあり得ないわけです。
「直感」は、この第1段階の「脳の解釈」に「再検討」を促す感覚です。それは違和感であることもあるでしょうし、「妥当だろうけど妥当だという確信が欲しい」という感覚であるかもしれません。(「第一印象で…」と人が口にしたときには、こうした感覚に襲われているようです。)
このようなことの一端を、セミナーや著書を通じてお伝えしたかったというところです。







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