ライフハック心理学

心理ハック

435 セミナーを終えて Clip to Evernote

一昨日、「直感セミナー」を開催し、その講師を務めさせていただきました。
雨の中お集まりくださった皆様には、厚くお礼申し上げます。

セミナーでは、色々なイラスト等満載のため、入れるかどうかで迷ったものも多々あったのですが、入れておくべきだったと後悔したものを、1つここで挙げておきます。

http://piclib.nhm.ac.uk/piclib/www/image.php?img=87494&frm=ser&search=sensory&first=1

ホムンクルス人形と呼ばれる模型です。人間の脳内の、感覚マップをもとに人形を作ると、こんなふうになるのです。

これを見ると、いかに私たち人間が(そして他の動物ももちろん)世界を自分たちに都合よく「解釈」して構成しているか、よくわかります。目とカメラは、たとえ機能に似たところがあっても、やっていることはまったくちがう。眼は、脳画像を「造る」のに一役買い、カメラはただ世界を「写し取る」わけです。

人間にとって「正しい世界観」とは、自分が上手に関係を築くことのできるような「世界観」です。それがどういう「現実感覚」であっても、主体がなければ、たぶん存在しないようなものです。とはいっても、それは現実世界が存在しないとか、幻に過ぎないという話ではないです。それはまた別の話です。

こうした文脈で見るなら、モノを見る(モノが見える)という時点で、すでにそれは解釈であり、判断でさえあるわけです。もちろんそのタイミングでは、一般にはそれは妥当な判断であって、それほど恣意的でもないと思いますが、「写真」でないことだけはたしかです。最初から「写真」ではあり得ないわけです。

「直感」は、この第1段階の「脳の解釈」に「再検討」を促す感覚です。それは違和感であることもあるでしょうし、「妥当だろうけど妥当だという確信が欲しい」という感覚であるかもしれません。(「第一印象で…」と人が口にしたときには、こうした感覚に襲われているようです。)

このようなことの一端を、セミナーや著書を通じてお伝えしたかったというところです。