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「現状維持」のメリットをはっきりさせる

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「変わるための方法」をテーマにした記事や書籍を読むと、あたかも「変わる」ことは常によいことであるという前提で書かれています。しかし、そもそも変わろうと努力しているのになかなか変われないとすれば、きっと「変わらないこと」にも何かしらのメリットがあるはずなのです。

もちろんそのメリットは人に言えないようなものかもしれませんし、自分でも感心しないものかもしれません。たとえば遅刻する習慣を変えられない人は、遅刻する人の方が大物だと、心のどこかで感じているのかもしれません。

他人からの評価はどうあれ、変わるための習慣を身につけようとしても、なかなか変われない人は、変わらずにいることのメリットをはっきりと自覚した方がいいでしょう。その結果、あるいは「現状維持」をしたいと思い直すかもしれません。

現状維持のメリットをはっきりさせる質問


以下は簡単な質問リストですが、なかなか「変わることができない」と思ったらちょっと自問してみてください。

1.現状のままだと、得することは何だろう?
2.現状のままだと気持ちのいいことは何だろう?
3.新しい変化によって失いそうなものとは何だろう?

たとえば整理整頓に挫折するのであれば、1に対しては、「片付ける時間を節約できる」という答えがあるでしょう。2に対しては、「乱雑な部屋の方が寂しくない」ということがあり得ます。そして3に対しては、「乱雑な部屋を片付けると創造性が失われそう」と思っているのかもしれません。

あるいはダイエットであれば、1に対しては「好きなものを食べているより幸福なことはない」という人がいそうですし、これは2にも通じます。3に対しても同様。「やせる変化はうれしいけれど、それによってストレス対策を失うのは困る」ということが言えるでしょう。

現状のままの方がメリットが大きい限り、変化を志しても途中で失敗するのはむしろ自然です。なぜなら、変化を失敗させようとする力が、あなたの内部から働いているからです。

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