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少なくとも3倍の速さで読む簡単な方法

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非常に簡単な方法です。「ものすごく面白い本を読む」ことです。

だまされたような気がするかもしれませんが、だまされたと思って、次に紹介する本を読んでみてください。400ページ近い本ですが、きっと、2日かそこらで全部読み切ってしまうはずです。

400ページでも、ものすごく面白い本であれば、2日で読み切れる。いつもは、400ページの本を、何日かけて読んでいますか? 6日以上かかるなら、いつもの3倍の速さで読むことも可能なのです。

ということは、いつものあなたは、少なくとも速読力に限っていえば、最高の能力の1/3しか発揮せずに読書していることになります。なぜそんなことをしているかといえば、それほどは面白くないからです。

本を選ぶ


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とても単純な話です。速読術がインチキだというのではありません。無意味だというのともちがいます。

しかし、読書スピードを3倍にすることができたとして、いつもの3倍の速度で、「それほど面白くもない本」を読破して、どうしましょう? さらに3倍もの、同じような本を、読むのでしょうか? 何のためにそんな、苦行のようなことをするのでしょう?

私が見るところ、多くの人は、本(文章)を読みすぎです。「最低、このくらいのことは知っておかなくちゃ」というわけで、面白くもないと思いつつも、高速眼球運動を駆使して読破していく。そんな努力を払わずとも、面白い本であればもっと速く読めます。

これから、電子書籍の時代がやってくるでしょう。紙の本との関係や、「日本で流行るかどうか」という議論と並行しつつ、広がっていくでしょう。するとすでに懸念されているとおり、書店で選ぶのとはまたちがって、どういう本を選ぶかで、悩むことも増えるでしょう。

そうなると、いろいろな理由から、たくさんの本を勧める人が、たくさん登場することになります。そういう人たちのようになりたくて、膨大な本を、目をキョロキョロさせつつ読破したとしても、面白くも何ともありません。面白い本を読みましょう

もしも、自分で面白い本を探し出せないということであれば、自分にとって面白い本を紹介してくれる人を探し出すことです。