ライフハック心理学

心理ハック

5週間の訓練で作動記憶力が向上する?

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Working memory is a key function for human cognition, dependent on adequate dopamine
neurotransmission. Here we show that the training of working memory, which improves working
memory capacity, is associated with changes in the density of cortical dopamine D1 receptors.
Fourteen hours of training over 5 weeks was associated with changes in both prefrontal and
parietal D1 binding potential. This plasticity of the dopamine D1 receptor system demonstrates a
reciprocal interplay between mental activity and brain biochemistry in vivo.

Changes in Cortical Dopamine D1 Receptor Binding Associated with Cognitive Training(PDF)
http://www.klingberglab.se/pub/McNab2009.pdf

タイトルをうまくつけるということはたいへん難しいと思います。この研究では、作動記憶を訓練することで、作動記憶力が向上したそうです。その要因として神経伝達物質の受容体の数が多くなったことがあげられています。

とは言え、記事を読むとどうも、並大抵の訓練ではなさそうで、私には5週間も続けられそうにありません。(だいたい私には、けっこう容易なことでも、そうそう5週間は続けられません)。しかしこれは、実験の成果を目に見える形にするという目標もあるのでしょう。

脳トレはあふれていますが、狙ったとおりに脳の特定の機能をたしかに高められるかといえば、なかなかそうもいかなさそうです。しかし同時に、ピアノの練習をとことんやれば、ぜんぜん弾けなかった曲でも、一応弾けるようにはなります。その間、脳に何が起こっているにせよ、何かは起こっているでしょう。

「作動記憶」の力や「認知力」を高めるというのが難しいのは、九九を百回唱えれば九九が覚えられるという話とは違うからです。「力」一般を鍛えることに成功したなら、かなり広範囲な作業力がおおむね向上しなくてはいけないでしょう。

この訓練はとてもやる気になれませんが、時間がかかってもよければ、「認知力」や「記憶力」向上の訓練をやってもいいかという気にさせられる実験です。

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人のやる気を引き出す「おこがましい」方法

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久しぶりに単独で新刊を書きました。

相変わらずのやる気本…と思われるかもしれませんが、この本は私にとっては、これまで出した本とはだいぶちがいます。自分のやる気ではなく、人のやる気をどうこうしよう、という本だからです。

こうした本を書くのは正直気が重くもありました。学校であれ会社であれ、参加者がやる気に満ちているというのは、原則的によいことです。みんながやる気になっているほうが、みんな無気力であるよりも、いいのです。

しかし、人がやる気になるかどうかは、個人個人に任されるべき問題であって、外部から「やる気に火をつける」というのは、なんとなく気がとがめるのです。「そもそもそんながことができるのか?」と疑われるかもしれませんが、できるのです、それは。

できはするのです。そしてたしかによいことなのです。だから本に書いたのですが、どうか悪用されないで欲しい、と思います。

悪用と言えば、「ブラック心理学」というのがあります。あれは、効果があります。あんなの効果がない、などと思ってはいけません。巧みに使えば、はっきりした効果が得られてしまうのです。逆に考えるなら、あのような知識はおさえておく必要があります。知っている人と知らない人なら、知らない人のほうが騙しやすいことは、間違いないのです。

本書の内容のどこにもブラックはありません。本書でまず知って欲しかったのは、「みんながやる気に満ちているチームでは、想像もできないことが現実に起こる」ということです。そのことを、第1章に書きました。夢物語では決してありません。そのことを示すために、具体的な事例を引っ張っておきました。

部下や、コミュニティのメンバーが、無気力で困っているという人は、どうぞ参考になさってください。しかし忘れないで欲しいのは、これによってまず活用されるのは、人の心のエネルギーであって、自分のではない、ということです。

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タスクの手順を細かく書き出す心理的なメリット

地図というものは、見通しはもちろん、気持ちを明るくします。夜中、それも見知らぬ土地でうろうろするのは、たとえ自動車に乗っていたとしても、心細いものです。

英国の詩人、ウィリアム・ブレイクに次のような作品がありますが、道に迷うことの心細さをこの上なく切実に表現しています。(むろん本当の意味は宗教的なものですが)。

夜は暗く父はそこにいなかった。
子供は露にぬれそぼち
泥沼は深く、子供は泣き
霧が立ち込めていた。
The Little Boy Lost(迷った男の子)

ウィリアム・ブレイクの「迷った男の子」/「見つかった男の子」
http://quovadis.vivian.jp/fu/2008/10/post-141.html

もし、道に迷っても、自動車の中に地図があることを思い出し、地図を調べることで首尾よく目的地までのルートを明らかにできたとしたら、気持ちは一気に晴れやかなものになるでしょう。そういう経験を知っているドライバーはたくさんいると思います。

仕事も同じです。先行きが暗いままで、プロジェクトの霧の中で迷いつつ右往左往していれば、気が滅入ってひどくいとわしいものに思えるでしょう。どのくらいの時間がかかるか不明で、どこまでやればいいのかもあいまいで、手順がよく分からない仕事をしているというのは、苦行のようなものです。

タスクの認知地図を詳細に紙に書き出す

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ただ、新入社員ならばともかく、新しいプロジェクトだからといって、右も左も分からないというビジネス・パーソンは少ないでしょう。社会人としての経験を積めば、どんな仕事にもそれなりに「共通したところ」があって、共通のフレームワークに対処するだけの知識は、身につけているからです。

そんな漠然とした知識でも、ないよりはあった方がずっといいのですが、そういうものを持っていたとしても、やはり計画をはっきりと立て、何と何をいつまでにやるべきか、この上なく明らかにするべきです。

それなりの知識でタスクに臨むというのは、ちょうど、何となく見知っている土地を地図なしで運転するのと同じです。そうやっても迷わないかもしれませんが、迷うかもしれません。そのレベルの脳内地図のことを、「認知地図」といいます。

認知地図は便利ですが、いいかげんです。私はセミナーで、参加する方々に、自宅の最寄りの駅からの帰り道を紙に書き出してもらうことがあります。それは参加者の「認知地図」に基づいた地図ですが、部分的には正確でも、全体としてはあやしげなものです。それでも家には帰り着きますが、認知地図とはそもそも不正確なものなのです。

タスクのプロセスについての「認知地図」も、それで仕事を終えられるかもしれませんが、決して思うほど正確ではありません。もっと正確な地図で仕事ができれば、それに越したことはないのです。ちょっとは知っている土地でも、カーナビを見て運転すれば、確信を持ってドライブできるでしょう。

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スピーディに元気よく仕事を「やっつける」心理ハック

今日は「軽快な」ネタで。

音楽の力を借りる

天国と地獄」というのは聞き慣れないタイトルかもしれませんが、「カステラ1番電話は2番・・・」で始まるCMソングを知らない人はいないでしょう。運動会でもよく流れていますね。

これを頭の中で「永久モード」にして繰り返し流します。これだけです。後はタイマーでも使って、さらに時間切迫感を強めてもいいかもしれません。

どうしても締め切りが迫っていて、仕事を納期までに仕上げなければいけないこともあるはずです。そういう時、悶々として時間を失っていても、しようがありません。考えたいことは山ほどあるでしょうが、とりあえずそれらはあとで考えることにして、今は音楽に乗って仕事を終わらせてしまいましょう。

というわけで、今日は長々とは書かないで、以上で終わりにいたします。

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当然できるはずのことができない、ということへの腹立たしさ

電子書籍がにわかに注目されていますが、私のような「著者」という立場の人間より、やはり「消費者」の感覚のほうがずっと自然であることを、次のような記事を読むと分かりますね。

今後、電子書籍が日本市場で今より「普及する」と考えている人は44%。「分からない」が38%でこれに次いだ。普及すると答えた理由としては「コンビニのようにいつでもどこでも手軽に入手できる」「本を買いにいく面倒がない」「書庫スペースの節約、省エネ、エコにも貢献する」などが挙がった。

電子書籍は「iPhoneで読みたい」がトップ、「iPad」にも半数以上が関心

今日はちょっと脱線ネタです。しかし、立場的にも、また、一消費者としても非常に興味のある話です。

上の3つの理由は、私の中でも有力です。いつでもどこでも手に入ることと、買いに行く面倒がないのは、アマゾンでも同じですが、リアルタイムで手に入る点では、電子書籍がベターです。そして書庫の節約については、リアルよりもデジタルははるかにベターです。

もうひとつ、書く立場としても買う立場としても、デジタルの大きな有利点があるのです。検索の容易性です。紙の本でも「探す」ことはできますが、電子書籍になれば、この手間はおそらく比較にならないほど少なくなるはずです。検索機能がついてさえいれば。

私はそもそも、初めて読む本よりも、すでに読み終わった本に対して、とりあえず電子ブックが欲しかったのです。それはすでに今までにもできたはずの話だったのですが、そういうことすらなされないまま来たから、今になって、今のような騒ぎになっているといったら、きつすぎるでしょうか。

私を著者と知る人は、「本を書く人には、電子化は好ましくないのでは?」とたずねられるのですが、そんなことはありません。そういわれるのはちょっと不思議です。

・競争相手が激増する
・違法コピーが出回る
・「紙の本の著者」としての価値が下がる

といったあたりのことを指摘されます。

「競争相手が激増する」というのはその通りかもしれませんが、「著者」の方々を「競争相手」と見立てるなら、その数はすでに大変なものです。ですので、仮に十倍になったとしても、そんなに大きな違いがあるだろうか? というのが率直なところです。

「違法コピーが出回る」というのも、そうかもしれません。が、本はそもそも、そんなに高いものではありません。私の著作は700円〜1500円です。たとえば、Adobeフォトショップの違法コピーに対する気持ちとは、ちょっとちがうでしょう。それに、音楽などとちがって、読む手間がありますから、「すごく読みたい人がしゃかりきにコピーする」というイメージが、もうひとつしっくり来ません。

無料のコピーも出回る可能性はあると思います。ですが、著者に致命的な打撃を与えるとは、考えにくいのです。

最後に、「「紙の本の著者」としての価値が下がる」ですが、これはかまいません。「紙の本」に対する思い入れが強い人には、おそらくそうでしょう。しかし私の本の大半はデジタル向きであり、そういうつもりで書いています。そういう意味では、落ち着くべきところに落ち着くのだと思います。

たとえば私としては最初に述べたとおり、すでに読んだ本のデジタル版が、安く欲しいのです。紙の本でも、取っておく本と取っておかない本がすでにあったのですが、電子書籍が出れば、もっとたくさん買えて(紙でもデジタルでも)、もっとたくさん読めて(紙でもデジタルでも)、もっと少なく取っておくことが(紙で)できるわけです。

そういうメリットを読者の方が享受できるなら、これはよいことです。「紙の本の著者」としての私の価値など、そのメリットと比べたら、つまらないものです。

あらゆる人が、私と同じようであるとは思いませんが、私は本を買う立場として、以上のような電子書籍のメリットを、自然に得たいと思っていました。私の父なども、ほぼ同類でしょう。それができるのであれば、消費者としては大歓迎で、著者としてはとりあえず歓迎ですから、個人としてはやはり歓迎です。

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