ライフハック心理学

心理ハック

あなたはどのくらい他人のことを気にしているか?

他人志向」という言葉があります。この言葉はデイヴィッド・リースマンというアメリカの社会学者によって有名になった言葉ですが、もともと日本人は、「他人志向性」が高い人々と考えられています。

そういう文化的背景にあっては、「他人志向性が低すぎる」ことは問題視されますが、「高すぎる」と本人にとってストレスの多い人生を送ることになります。

今日は、あなたの「他人志向性」を計るテストを用意してみました。

「他人志向」レベルチェックへと進む

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知的創造のヒントのヒント

すでになんどか言及されているテーマですが、「着想」が欲しいときというのはたしかにあるでしょう。どうしてある種の方法に「着想を得るヒント」があるのか、しかとはわかりませんが、話を聞いたり本を読むと、いうことはみなよく似ています。

その何となくあるような、アイデア発想のコモンセンスをまとめておくことにします。

雑談

最近よく、シゴタノ!さんやLifehacking.jpさんと、雑談する機会に恵まれています。御両所とも多忙を極めているので、あまり雑談につきあわせても悪いのですが、似たテーマについてよく考えている人と雑談をすると、得がたい着想が得られるものです。

当たり前のことのようですが、あまり筋道だった方法がそこにあるわけではなく、どう見ても雑談から雑談へと移るうちに、何らかの発想が頭に浮かんでくるから不思議です。

本をよみさす

着想を得るために本を読むというのは1つの方法なのですが、大事なのは、適当に読むことだと思っています。没頭しながら、他のことも考えているような、そんなあんばいが必要です。

本に没頭しすぎると、自分の発想のための思考を見失います。しかし、あまり本に意識が移らないと、考えあぐねているのと変わりません。考えあぐねるのはやめて、でも考えるのはやめないで、本の内容を楽しみつつ時間を過ごすと、うまくいくことがよくあります。

メモを読み返す

メモをとるのではなく、読み返します。この行為は、意外と無駄が多いような気がするので、気の進まない人が多そうですが、上の雑談も、本の読みさしも、無駄の多そうな行為というより、実際ムダが発生している行動です。こういうムダは、たぶんいりようなのです。

ただ、普段メモをとっていないという人は困ってしまうかもしれません。しかし、普段メモをとっていないというほどなら、けっこう記憶力がいいはずで、そういう人は、頭の中のメモを読み返せばいいのです。

散歩する

もはや定番です。音楽を聴きながらでも、黙って黙々とでも、何でもいいのだと思います。ようは、座って考えあぐねるのをやめるということです。

これも、一見無駄が多そうに思えるかもしれません。しかしそれは、頭の中が、隔絶した脳みその世界のように思っているからそう思うのです。頭は身体とつながっていて、身体が動けば、状態が変化します。だから、何かが起こる可能性は、動いた方が大きくなるわけです。

ですが、こういう理屈よりも、幾度も散歩してみることです。考え事をしながらの散歩は、考える習慣の根付いている人には当たり前のことかもしれませんが、覚えるとやみつきになります。

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「意志力」が意志を妨げているのかもしれない

「サイエンティフィック・アメリカン」2009年7/8月号に、面白い記事がありました。以下、和訳引用してみます。

「ノーと言おう」「とにかくやろう」。我々は、感情や誘惑をはねのけ、脱線を許さず、難しい決断を成し遂げる意志の力を歓迎する。
 しかし、もし我々が「とにかくやる」ことなどできないとしたらどうだろう? 「ただそうするだけ」ということが、あまりにも難しいことだったとしたら? あるいは、これまで成功のための戦略と思われてきたこと自体が、ミスリードだったとしたらどうか? 意志の力それ自体が、幸福実現のための手段というより、むしろ目的達成の障害になるという可能性はないだろうか?
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=try-a-little-powerlessness

これは私は、とても興味深い指摘だと思いました。

「意志の力など信用しない」とか「精神論には頼らない」といった話はよく聞きますが、目的を達しようという想いそのものが、目的達成の妨げになっているかもしれない、という発想はなかなかです。しかもこれが、心理学雑誌にあるという点に興味をそそられます。

心理学雑誌記事でこうあるということは、心理的な何か、知見からそうした証拠が得られるかもしれない、と思わせるからです。

ただ、読み進めた私の感想を言うなら、この記事中の「実験結果」には、正直がっかりさせられました。この記事での心理学的な実験とは、人種差別の方向へ展開していて、「人種差別意識を外へ出すまい、かき消そうとする意識が強すぎるあまり、他人種と打ち解けられないことになってしまっている」事例を紹介しているからです。

簡単に言ってしまうと、白人に酒を飲ませていい心持ちにさせた方が、有色人種とも打ち解けられる、といった趣なのです。それもたしかに「ほどよく意志の力を弱める」という発想かもしれませんが、私としてはもっと違う話を期待しました。つまり、意志的な努力を上手にかわした方が、物事に軽快に取りかかれたという、心理実験などです。

そういう実験事態は、この記事から得られず、その点が繰り返しますが残念でした。この記事はもう一度、冒頭と同じ話で締めくくっています。意識的な努力は、力を緩めることに比べて有害な結果となりかねず、力を緩めた方が、平静に物事に取り組める。しかし、私たちの仕事や生活はあまりにも、「意識的であること」を奨励し、それは幅広く浸透してしまっているから、そうと分かっていても、容易にはできない、と。

この指摘は事実かも知れません。が、「そうと分かっていれ」ば、ずいぶん違います。それを教えてくれるような理論か実験を、やはり得たいと思うところです。ただ、意志の力で乗り越えるべき「障害」で行き詰まっているのではなく、意志の力そのものが「障害」になっているという指摘は、頭に入れておいて損のない発想だと、直感的に感じます。

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メールを機械的に整理する

こうした方法を紹介するからといって、あらゆるタスクは常に機械的に処理すべきだとか、気を入れてタスク処理すべきではない、などと言うつもりはありません。しかし、機械的に処理する方法を身につけておくと、いろいろと助かることが多いのです。

今週は「完璧主義」の話をしてきましたが、「機械的処理」は「完璧主義」と相容れないものです。ですから、「機械的処理」の快感にたまに身を委ねることは、「完璧主義」の解毒作用として働きます。これが1つのメリットです。

もうひとつ、どうしてもやる気になれないとき、どうしても時間が切迫するときというのは、忙しく仕事に携わっていれば、必ず遭遇するものです。そういうときにも、「機械的にタスク処理しておく」と、必ず後で助かったと思えるものです。

というわけで、今回はありがちな「メールを機械的に整理する」私の方法です。他にもいろんな方法があるでしょうが、私は今のやり方に落ち着いています。なお、利用しているメールはGmailです。

1.目が覚めて以後に受け取ったメールは一瞥して「明日のメール」ラベルをつける

「明日のメール」のラベルをつけておくことはもちろん、明日の処理とするためです。ここで議論が起きてしまうのですが、「午後のメール」にしても「夜のメール」にしても、それはそれでいいはずです。ただ、その場で即応はしない、というだけのルールです。私の場合には、「明日」でも大丈夫なのです。

2.「明日のメール」を付けたらアーカイブする

受信トレイはゼロにする、というのが原則です。

3.メール処理時間が来たらメールを処理する

私は1日二回メール処理の時間を、お昼と夜にとっています。ここでも議論が起こってしまいやすいのですが、1日何回処理タイムを取ってもいいはずです。ただ、その回数を決めておくというのがルールです。

4.処理しきれないメールは「明日のメール」を付けてアーカイブ

当日中になるべく処理しますが、できないかもしれません。その場合にも、受信トレイには残しておかないことです。この段階で、受信トレイはゼロになるはずです。

5.夜に「明日のメール」のメールを受信トレイに移し、「明日のメール」は剥がす

こうして、翌日処理するメールを受信トレイに戻します。この際、全てを「既読」にしておきます。これ以後届いたメールは、「未読」なので、区別がつきます。

同時にここで私は、スターを何種類かに分けて、次のような区別をしてあります。

赤い「!」マーク=要返信
黄の「!」マーク=要行動
青の「i」マーク=保存しておくべき情報

青の方はまあどうでもいいのですが、赤と黄の「!」をみれば、返事をすべきか、行動をとるべきかが一目で分かります。これが残っているのは、要注意というわけです。

以上は、「メールの返信」をのぞいて、機械的にやれます。慣れれば、ほとんど頭を使わずにやれます。「仕事をする気がしない」時にこういうことをやっておくと、後々「多少は気分が乗ってきた」時に、楽に仕事を進められるものです。

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ストレス中毒への解毒剤 – The Power of Less

ストレス中毒」という言葉には首をかしげられるかもしれませんが、この言葉の説明はおいておき、何冊か本の紹介をいたします。以下の本は全て、「減らす」というライフスタイルや、ワークスタイルを提唱している点で、共通しています。

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本書は最近刊行された本です。
しかし、本書に過度な期待をしてはいけません。むしろ、どうしてこういう本がそもそも重要な意味を持ってくるのか、考えながら読む本です。

私自身、以前から「シンプル」という言葉が好きではありましたが、最近は少しシリアスに、「シンプル」という方向性に、自分を方向付けようとしています。そうしないと、シンプルを追求する課程で、余計なものを背負い込むという、矛盾した結果に陥ってしまうからです。

本書『減らす技術』は、とにかく、「捨てる」「ためない」「とりこまない」という方向で、仕事から生活の、あらゆる局面を貫こうと提唱します。そうするほどの事情が、今はあるわけです。

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この本も同じです。私は本書を、いくつかの機会を捉えて紹介しているのですが、この本と『減らす技術』の主張は、かなりよく似ています。核となるのは、「やろうとすることが少ないほど、相当の成果が得られる」と言っているところです。そして、「やろうとすることを増やすほど、何も得られない」と言っているところも同様です。

月曜日に、「完璧主義テスト」を用意いたしました。「完璧主義」とはある意味で、大変に欲張りな態度です。それは「できる限り多くのことをする」という方向性に彩られています。読書は好例です。多読、速読、効率アップ。それら自体が悪いことなのではありません。よくないのは、不可能を望むことです。不可能を望んだとき、不可能を実現しなければならないのは、自分の心身ですから、その過程でストレス過多になってしまうのです。

特に今、時間が慢性的に不足していて苦しい人は、1つの厳しい基準を設けて、ライフハックを実践しましょう。その基準とは、試行と実行にかかる総時間が、確実にやらねばならないこととそれにかかる時間を減らしうる、という基準です。

もっと簡単に言えば、ライフハックが自由時間を増やす場合に限って、これを採用する、ということです。

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こちらは、おなじみLifehacking.jpの管理人さんの第1作です。上記2作品と、目指している方向は同じです。

少々違うのは、この中でただひとつ日本人が書いた作品ですから、日本の事情にはよく通じた著者の手で書かれた内容になっています。また本書は、いわゆる「処女作品の特徴」を備えています。著者のほとんど全てと言っていい内容が、この本一冊に何らかのかっこうで詰まっているのです。

また、上の二冊と共通して「たった1つの習慣を貫くことの強力さ」を訴えてはいるものの、本書において特筆すべき点として、その方針によって最も重要な結果を獲得した経緯が書かれています。上記二冊には、「シンプルイズベスト」に裏打ちされた爽快感と軽快感がありますが、『情報ダイエット仕事術』には、「これによるしかなかった」という切迫感とリアリティがあります。

いずれを好むかは、最終的には好みの問題です。しかし、ここで3冊とも買うようなことではいけません。買うにしても、1冊に絞りましょう。1冊も買わなくとも、よいのです。1冊も読まなくてもいいのです。「1つの重要なやりたいことに絞り込む」という決意を固められるなら、参考資料を必読書リストに入れることはないのです。

「それなりにうまくいっている人のやり方を参考にすることは、少しも悪いことではない。」それは、その通りです。しかし、記事タイトルの「ストレス中毒」とは、そうしたまともな考え方の積み重ねの結果なのです。まともゆえ、逃れにくいのです。「悪いことは何もしなかったけれど、苦しみだけはそこに残った」ということは、残念ながらあり得ることです。

何でもかんでもやりたいという人にとって、1つの習慣に絞るというのは、容易なことではありません。3つに絞ることすら、難しいでしょう。この中で1冊に絞ることでも、難しい人には難しい。しかしこういう難しさを乗り越えられないようでは、「シンプルライフ」など望むべくもありません。

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