心理ハック
103 「ロボット」任せと、「ど忘れ」
みなさんは、「自分はそんなに歳でもないのに、ど忘れをして危機感を抱く」といったことがありますか?「ど忘れ」とは必ずしも年齢ばかりと関係があるのではなく、むしろ「ロボット」と関係があると、思います。今日はそのお話です。
いわゆる「頭がお留守に」なっていて、分かり切った流れの中で、行動を「流し」ているとき、そこで何をしていたのか、何をし忘れてしまったか、そして何を考えていたのか、一切思い起こせない、という不思議な状態になります。たとえば、お風呂のなかで身体を洗い、湯船に浸かり、シャワーで身体を流してから、パンツを逆さまにはいて、ハッとしたときなどです。一体自分は、風呂でちゃんと髪を洗ったのだろうか?ずっと考え事をしていたけれど、何を考えていたのだろう?
102 「現実が絵に描いたようによそよそしい」わけ
フロイトは、人間の心理を階層的に3つに分けました。すなわち、
イド(エス)(本能・衝動・欲望)
エゴ(自我・自分)
スーパー・エゴ(超自我・社会規範・父性的抑圧)
101 「自分」が変化すれば、環境が変化する――カプグラ症候群
今日のタイトルは、長くて変なものに感じられるかもしれません。カプグラ症候などという語は、聞いたこともないという方もたくさんいらっしゃるでしょう。この症状は、離人症との関連性が、とみに指摘されるものですが、まずは河合隼雄の『影の現象学』から、ある人の夢の事例を引用します。これまた、非常に考えさせられる夢です。
夢 父と兄がインヴェーダーになっている。そしてテレビの「インヴェーダー」を見ている。
テレビの中でインヴェーダーがやられると兄の顔色が変わったので解った。
099 リアルタイムで「手持ちの時間」を監視する
アメリカ留学時代、指導教官に、「アルコール中毒者の肝臓」と「健常者の肝臓」というものを、直に手で触らせてもらったことがあります。もちろん、死体を解剖したものです。「アルコール中毒者の肝臓」の方は、ほとんどホラーでした。
同じく、「ニコチン中毒者の肺」と、「たばこを吸わない人の肺」を見比べたこともあります。やはり、死体解剖でした。ニコチン中毒者のそれは、肺と言うよりは、原油に浸かったビニール袋のようでした。
098 馴染み深くて刺激の強いもの
幻冬舎から斉藤由多加さんが『ハンバーガーを待つ3分間の値段』という本を出されていますが、これは本当に面白く、また「ネタ」になるエッセイが満載です。つい、ポンポン読み進めていってしまうのですが、よくよく読んでみると、私の論点からは少々都合の悪いことも。(^_^)。今日は、そんな話を1つ。
著者は、コカ・コーラについて書いています。コーラは、なぜあれほど売れて、飲まれるのか?おいしいからか?そうではないのだ。コカコーラは、「標準」の味なのだ。人は、コカコーラと比較して、ペプシを「より」おいしいとか「まだ」落ちるとか言う。それほど、コカコーラは「強い」。なぜなら、標準だから。








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