心理ハック
想起から検索へ


GTD、それからEvernoteというサービス、そしてiPhoneやiPadを「使いこなせるかどうか」のポイントとして私がいま真っ先に強調したいのが、「想起」にこだわるのをやめて「検索」に向かえるかどうかだということです。
新しい手帳を買っても、iPhoneを買っても、Evernoteを使い始めても、それらの利用が中途半端なところに留まってしまう。中途半端なところとは、メタ記憶の及ぶ範囲内のことなのです。
メタ記憶とは、記憶の記憶のこと。詳しく言うなら、「あ、あのことは手帳に書いてあったな」という記憶のことです。内容はともかく、「手帳に書いたという記憶」はあるというわけです。
ありきたりな手帳の使い方をしている人は、これ以上のことが手帳に書かれていないのです。あるいは、これ以上のことを手帳にになわせようとしないのです。ここまでであれば、デジタルツールを使う必要はなく、アナログのツールでいいのです。
デジタルに頼りすぎると脳がダメになる、という話に飛びつきたくなるのは、このレベルのツールしように留まっているからです。メタ記憶の及ぶ範囲以上のことを思い出す気がないのであれば、メモも予定管理もアナログツールで十分です。
しかし、メタ記憶の及ぶ範囲から外へ出て、頭の中にあるかどうかが不明のことまで思い出したければ、デジタルツールに守備範囲を広げなければなりません。Lifehacking.jpの堀さんが「システムへの信頼」とよく言っていることはまさにそうしたことです。
Evernoteに記録したかどうか、Toodledoに入っているかどうか、などということすらさっぱりわからなくなっているけれども、探せば見つかる、探さなくても必要なタイミングで現れてくれる。そういう体験を繰り返すことによって、初動が想起から検索へと移るわけです。
21世紀以後、マインドの使い方は、想起から検索へといった環境による変動を前提としていくと思います。








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