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「No」と言えない6つの心理 Clip to Evernote

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Zenhabitsの記事をもとにしています。もっともこれは、Zenhabitsのみならず、心理学、コミュニケーション学に同じような「問題と解決案」が呈示されてはいます。

「No」が言えない心理には確かに、ある種の家庭・教育環境による強い影響が感じられ、単純に言えば「間違った観念」が感じられます。ただしそれを多くの場合「ノーが言えない人」は自覚していて、なかなか脱しきれないでいるのです。

Zenhabitsの記事にも「ノーを言う7つの方法」が呈示されていますが、この記事を読む人の多くはこれを「わかっているけどできないんだよね」と内心感じるでしょう。が、それは「ノーを言えない心理の間違い」が本当にはわかっていないのです。

何が間違った信念なのか。それを一つ一つ見ていきましょう。

1.人を助けたいと思っている


これは、間違った信念ではないと思います。ただし、自覚すべき心理です。

「ノーを言えない」のは、人を助けたいと内心では思っているから。これはあり得ます。もちろんいいことです。でも、「偽善グズ」に陥らないように気をつける必要はあります。

「偽善グズ」とは、自分の仕事をやりたくないから、他人の仕事を手伝うことで、自分の時間を亡くしていってしまうことです。心理学的にはセルフ・ハンディキャッピングの一種とみなすことができそうです。

2.無礼になることを怖がる


これは間違った信念の1つです。

「ノーを言う」=無礼である、というわけではないからです。が、父母の頼みにノーを言うことがほとんど許されなかったような家庭環境に育った場合、「ノーを言うこと」=非常に悪いこと、と感じて不思議はありません。

この信念を持っている人は、もう一つ気をつけるべき問題があります。「ノーを言われること」を過度に恐れることがあるのです。すごく無礼にされることを望む人はいません。「ノーを言うこと」=無礼であるという信念が行き過ぎれば、人にものを頼むことができなくなるでしょう。

3.愛想のよい人になりたい


これは2と見分けがつきにくいものの、間違った信念ではないと思います。

2はとにかく非礼のないようにしたいという、何かを回避している印象ですが、3は積極的なものが感じられます。人好きのする人になりたい。人気者になりたい。

いつも人のリクエストに応え、約束を果たせば、そうなることもできそうです。いいことなのですが、度を超さずにおくのは難しい。どこかで「ノー」を言えるようにならないと、いかなるリクエストも完全には果たし得なくなります

4.人を怒らせたくない


「ノー」と言えば誰もが怒る、というのは間違った信念です。この信念はぜひ、改めなければなりません。

私も長いことこの誤解にとりつかれていたのですが、第一に自分自身がそれなら「例外」になってしまいます。私は人に頼みを却下されても、怒るわけではありませんので。

2の「無礼になることを怖がる」のと、4の「人を怒らせるのを恐れる」のはどう違うのかというと、「無礼に振る舞った」からといって、相手が怒るとは限らないから異なるのです。

「怒らせたくないからノーを言わない」という人は、よくよく考える必要があります。これは事実に反していますが、そのことを体験するまでは、確信が持てません。「ノーを言う」までは、「ノーを言っても怒られない」という体験ができないのです。

ただ、「ノーを言う」と怒り出す人も実際にはいますから、決して簡単な話ではないのです。あくまでも私の経験では、80%以上の確率で「ノーを言った」だけでは怒られません

5.「ノー」を言ってチャンスを失うのが怖い


これもまた間違った信念ではありますが、扱い方が非常に難しい問題でもあります。

ある種の頼まれごとは、チャンスです。私自身はフリーランスですから、この心理は非常によくわかります。

ただ、「ノー」を言わないことによってチャンスを失う場合もあるのです。ただただ来た仕事を引き受けていれば、いずれどこかでキャパシティを超えます。そこで大きな仕事が来たときには、チャンスを失いかねないのです。

6.「ノー」は拒絶とイコールである


これはある意味では、上記5つの総和のような信念です。そしてまた、誤った信念でもあります。

頼み事の拒絶=関係の拒絶と、おそらくは感情的に受け止めてしまうわけです。もちろんそれはほとんどの場合事実に反しますが、希にそのように感じてしまう人もあります。

「のどが渇いた。100円貸して?」
「ごめん、いま小銭持ってないんだ」
「私たちもうおしまいね」

何かシュールに思えるほど異常なやりとりですが、「ノーを言えない」という人の心の中は、これと同じくらい現実離れしているのです。それが非常に現実的に思えてしまうのが、本人にとってつらいところです。そのつらさから逃れるためには、何とかがんばって「ノー」を言ってみるのが結局最善なのですが。

なお、もとの記事は英文ですがこちらです。

7 Simple Ways To Say “No”
http://zenhabits.net/say-no/