ライフハック心理学

心理ハック

モチベーションはコンテクストに Clip to Evernote

昨日のエントリの続きです。

「in-box」から「実行」までの間


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「問題(やりたいこと)に気がつく」ことから「実行する」までに時間が空くのは、GTDならずともあらゆるタスク管理システムについて、よく指摘される点です。タスクシュートでも全く同じ問題を抱えています。「2分以内でできることは・・・」は一種の折衷案だと解釈していて、私はそういう例外は原則もうけていません。必ず

・in-boxに入れる
・コンテクストを与える
・見積もり時間を与える
・最速でも次回以後のセクション(いまがB=am10-12であるならC=pm12-14)で処理

するようにしています。その理由を一言で言えば、「何でもすぐにはやらない勇気を育てたい」と思っているからです。『一日一箱』の基本的な姿勢はここにあります。

「すぐにさっさとやればいい」という方法は、ケリー・グリーソンの『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』で紹介されている有名な方法ですが(一読の価値があります)、やることが膨大になってくると、全くモチベーションが活かされなくなることがあります。

あまりにもタスクの数があると、「後回し」にせざるを得なくなり、半日後、ようやく取りかかろうとしたときには、もうすっかり全くやる気が失われている、というパターンが実際あるからです。

タスクをとりまくコンテクストにモチベーションが潜んでいる


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というわけで、タスクを実行するタイミングで、そのタスクを実行するモチベーションも、やるべきことと同時に思い出せるというのが、理想です。そのためには、タスクを取り巻くコンテクストをしっかり与えておくのが大事だと思います。

「タスクにコンテクストを与える」というのは、ある意味では全く当然のことです。そんなことで「モチベーション」が思い出せるというのは無理があると思われるかもしれませんが、人が何かの行動を起こす気になるのは、その行動の意味をよく理解しているからなのです。

Amazonから、本が届いたとします。例のロゴマークの入った箱を開いてみると、『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』などという本が入っている。なんだこれは? なぜこれがうちに届くのか? ちっとも面白くなさそうではないか。何が心理学ジャーナリスト、だ。

でも手違いでもない限り、いつかどこかであなた自身がその本を読もうと思って注文したはずなのです。そう、実は1週間ほど前、『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』を読んだ人がブログに書いていたのです。「あれはすごい!仕事が魔法のように片付くよ!」と。

1週間前のあなたを取り巻く状況はひどいもので、仕事が山のようにあってパニックに陥っていました。なので、「仕事が魔法のように片付くって!?」という言葉に頭が麻痺してしまい、タイトルもまともに読まないまま、ワンクリックなんとかで本を購入してしまったというわけです。

以上のような、本を買ったコンテクストを思い出さない限り、本を読み始める可能性はあまりないでしょう。どうすればコンテクストが思い出せるか?

『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』
「これはなんだ?」 → 「仕事を魔法のように片付けるための本だ!」 → 「読もう!」

「これは何か?」という問いに、なんの意味があるのかと思われがちかもしれませんが、実に重要な問い合わせです。これは、「オートパイロット」にタスクリスト入力を任せきらないために必要な問いなのです。「オートパイロット」については明日に送ります。