心理ハック
読書は最大のストレスコーピング。であればこそ!


ちょっと古い記事になるのですが、「Reading ‘can help reduce stress’」という「研究結果」が発表されました。2009年5月の記事ですから、もう1年以上前のことですね。
Reading worked best, reducing stress levels by 68 per cent, said cognitive neuropsychologist Dr David Lewis.
Reading ‘can help reduce stress’
http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/5070874/Reading-can-help-reduce-stress.html
私はこの手の「研究結果」をあまり信用していません。「68%」などというのは、結局のところ何を意味しているのか? 「音楽より、散歩より」などといわれても、それぞれの効果は状況にはなはだ依存します。もちろん個人差も。
読む本はなんなのか? 聴く曲はなんなのか? 散歩といってもどこを歩くのか? 一人なのか? 人と一緒なのか? 疑問がつきないわけです。
ですが自分の「心理」に尋ねてみれば、「読書がストレスリダクションに役立つ」のは本当だと思います。ここで大事なのは、記事にもあるとおり、「どれほど没頭できるか?」「どれほど現実を忘れられるか?」です。
私もまた、「読書」は最大のストレスコーピングとして使ってきました。子供の頃からそうでした。「現実を忘れたい」からこそ「本の中に入る」のです。うまくいけば、読後1週間くらい、本の登場人物が、家族と同じくらい、頭から離れないほど「生きている」ことがあります。
こういうことにあまり埋没するのは、それなりに危険なところもあります。思春期の頃、そのことを意識するようになり、読書量を減らしました。
それはともかく、読書に「ストレスリダクション」の効果を求めるのであれば、「現実の役に立つ本」ばかり読むのは、どうかと思うのです。そうした本を読むことで「現実を忘れる」のは難しいことですから。
個人的には、最悪の場合でも、「実際の役に立つ本」を読むのは、全読書中の、50%にとどめておきたいところです。「なんの役にも立ちそうにない本」と「実際の役に立つ本」を読む比率は、1:1をもって限度としたい、ということです。
「実際の役に立つ本」ばかりを好んで読むということは、ともすれば、読書をストレスコーピングどころか、ストレスを増大させる元凶にしかねません。もっとも、このエントリの本当の意図からすると、そもそも読書についてこういう話をしていること自体、いけないことになるわけですが。(笑)








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