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タスクシュート方式における割り込みタスク

  • 2010年03月22日 (月)
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セミナーなどで、「タスクシュートで時間を見積もるのはいいが、割り込みが発生したらどうするのか?」と質問をいただきます。

対処自体は簡単で、割り込ませるなら直ちにタスクをどこかに追加し、その時間を見積もること。それだけです。割り込ませないなら、もちろん何もしなくてよいわけですが。

もちろん割り込みがかかるということは、「何か」が犠牲になるということです。それを目に見える形にしてくれるのがタスクシュートであって、割り込みが発生しないようにしてくれるとか、「断る力」をあなたの代わりに発揮してくれるとか、そういう能力はタスクシュートにはありません。

人によって「割り込み」をどこまで許すかは性格次第。しかし拒否の動機づけは強まる

タスクシュートは突き詰めれば時間見積もり機能のついたタスクリストなので、そんなものが「断る力」を発揮してくれるはずがありません。ただし、断る力を励ましてくれることはあります

私にはこの効果が大です。

結局のところ、人がある仕事を受け入れるか否か、あるいはあるタスクを受け入れるか否かは、その人の性格や経済状況、価値観や人脈次第でしょう。脳の「ゆらぎ」なども関係しているかもしれません。

しょっちゅう持ち出すたとえですが、タスクシュートとは、予算管理機能のついた家計簿、あるいはカーナビと似ています。割り込みタスクが入るということは、予算管理でいえば衝動買いをするということ。あるいは押し売りに何かを売りつけられるということです。カーナビでいえば、娘が騒いだのでパーキング・エリアに立ち寄るようなものです。

余談ですが、最近娘ネタが増えてますね。明らかに。

衝動買いすれば、何かが変えなくなり、パーキング・エリアに立ち寄れば、到着時間が遅れたり、行く予定だったところへいけなくなったりするでしょう。タスクシュートが教えてくれるのは、時間に関するその種のことです。割り込みタスクを受け入れれば、

・自分がやりたいことをやる時間を削る(睡眠時間を含む)
・自分がやる仕事をやる時間を削る
・何かをあきらめる
・複数の仕事をやる時間を少しずつ削る

などのうちの何かを、選択しなければいけないのです。繰り返しますが、選択しなければいけないのであって、選択しないつもりでいても、選択させられることにはなるのです。

タスクシュートを使っていてもいなくても、どうせこの選択はさせられているのですが、タスクシュートはそれを数字で教えてくれるだけです。

・タスクシュートでは退社時刻が21:35を指していた
・しかし課長が割り込みタスクをもってきたので、これを入れた
・すると退社時刻は22:05に変わった
・さすがにそれはいやなので、夕食を食べながら仕事をすることにした。(夕食の見積もり時間をゼロにする)。
・すると退社時刻は21:37に変わった
・これなら許容できるので「今日中に」課長からのタスクをやることにする

という葛藤と決断が見えやすくなるわけです。