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心理ハック

怖くて先送りすることと、面倒で先送りすること Clip to Evernote

  • 2010年03月11日 (木)
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「先送り」というのは世の中で頻繁に生じている現象だと思います。何千万の人たちが毎日、十数個のことを先送りしていても、不思議ではありません。

しかし、先送りされる項目は、大別すると二種類程度にまとめられてしまうでしょう。大きく分けて、次の二つの事柄が頻繁に先送りされるはずです。

1 怖いこと
2 面倒そうなこと

怖いことを先送りしないための心理ハック

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怖いこと。たとえば苦手なクレーマーにメールを返すという仕事を先送りしてしまう人は、いるでしょう。自然な心理です。

力業でこれに対処するとなれば、必要なのは「勇気」です。では心理ハック的に対処するとなると、なんでしょう。

私は「知識」だと思っています。知識は恐怖に対抗する力になり得ます。子供を例にとれば、科学の知識をつけた子供の方が、幽霊を怖がらずにすみます。全く怖がらない、というわけにはいかないでしょうが、知っていることが怖さを減らすことはよくあるのです。

クレーマーの心理に詳しい人ほど、クレーマーを怖がらずにすむでしょう。怒りっぽい人のことに詳しい人ほど、怒りっぽい人を恐れずにすみます。

面倒そうなことを先送りしない心理ハック

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もう一つの大きな先送り対象が、面倒くさそうなことです。本を書くときには、編集さんからたびたび持ち出されるのが、「経費精算の先送り」です。

経費精算は怖くて先送りするわけではないでしょう。やはり、面倒そうだから先送りにするのです。面倒そうだというのは、つまり、ごちゃごちゃしていて、時間がかかりそうで、やり抜くには心身的に疲れそうだということなのでしょう。

対処法はすでにあちこちで出されています。とりあえずリストアップしましょう。

・整理する(ごちゃごちゃさせない)
・ためない(疲れ切らないようにしておく)
・時間を決めてやる(時間切迫感と区切りまでの見通し)
・小分けにする(同上)

これは全部正しい方法です。このいずれかでやってしまうべきです。やればそれほど大変ではないかもしれないし、大変だと言っても、悲壮感が漂うほどではないことです。

しかし、そんなことはとっくに知っているけれど手をつけようとしないのであれば、ちょっと根本的に対処します。大事なことは、正面に見据えることです。

難しいことでない限り、じっくり取り組む覚悟を決めて、正面から十分な時間をかければ、多くのことはやり終えられます。特に事務的な作業はそうです。片手間に、ぱぱっとやろうとすると、ぱぱっとできなさそうなときに、負担が実際以上に思われてしまうのです。

注意が十分に向いている対象を、人は視野の中心に置きます。単に「面倒くさそうな作業」を先送りしようとしている人は、他のことは考えず、まず、対象を正面に置いてみてください。

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