心理ハック
「名古屋ライフハック研究会」の感想ブログから

「手帳を家に忘れると、仕事の効率が悪くなる。」と言ってた時に、
「それってどうなの??手帳に頼りすぎじゃない?」って言われたこともあった。その時も揺らぎましたが…(人に言われるとすぐ不安になるあたり^^;)
今回の講演を聞いて、
やっぱり、記憶じゃなくて記録にすればいいんだ、と思って背中を押された気がします。*ever bule*
http://bluedeepmoon.blog105.fc2.com/blog-entry-63.html
名古屋でのセミナーから少々時間が空いてしまいましたが、このエントリを読み、ちょっとびっくりし、考えさせられるところもあって、取り上げさせていただきます。
「手帳に頼りすぎ」なるほど。そのような発想は私には実はなくて、素直に驚くわけですが、ある種の単純な記憶力は、もしかすると手帳に書き留めることで、衰えるのかもしれません。
ただ、私たちは本当のところ、「短期記憶を忘れまい」とはしていません。短期記憶の内容は、全滅してしまっても、それで困ることはないからです。よく私が挙げる例に、神経衰弱のカードの位置、があります。子供の頃、一度は、真剣に、スペードのクイーンがどこにあったかを記憶したこともあるでしょう。
それは、翌日には消える記憶です。短期記憶はそれでいいのです。脳もそう思っています。短期記憶を正確に長きにわたって保存しておこうなどと、機能していないのです。
仕事で必要な記憶の多くは、事実上短期記憶です。長期記憶は、必要に応じて記憶されますから、紙に書くとか書かないとか、記録するとかしないとかで、悩む必要のないものです。たとえば、職場までの道順は、手帳に書き留めるまでもなく、忘れることはありません。これこそが、長期記憶というものなのです。
紙、ないしはiPhoneなどに「記録」するべきは、長期記憶化したい短期記憶なのです。脳としては、それらが「長期記憶」として保存するべきだと、判断できない。長期記憶化するには、いくつかの条件が足りない。重要性、刺激の提示頻度、文脈依存効果、そのいくつかは何となく満たしているが、いくつかは欠落している。落としてもいいのか、長期記憶化すべきであるか、あいまいだ。このグレーゾーンにある記憶について、人は「不安を覚える」のです。
「不安を覚えた」記憶こそが、記録すべきものです。記憶についての不安は、記憶の歪曲、干渉、妨害、忘却など、様々な可能性について回ります。記録すれば、歪曲とも干渉とも妨害とも無縁になります。したがって、不安を覚えさせるグレーゾーンの記憶を記録と化することによって、不安が解消され、大きな安心がもたらされるわけです。頭を空っぽにして、ストレスを大きく減らすとは、こういうことを意味しているのだと思います。
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