心理ハック
やり方は自分で言って教えてもらう

- 2009年05月24日 (日)
- |コメント(0)
- |トラックバック(0)
「やり始めれば、仕事は進む」のはなぜかということについて。
「やり始めれば、やる気になるから」という説明があります。これも本当ですが、もうひとつ、やり始めると、やり方を思い出すから、という説明もできます。
私たちの記憶には面白いところがあって、「知っていること」であっても、意識的に思い出すのは難しいことがたくさんあります。
たとえば、「泳ぎ方」。私は泳ぎ方を知っているので、泳ぐことはできますが、どうやって泳いでいるかを言葉で説明するとなると、かなり面倒に思います。この手の記憶は、心理学でいうところの「手続き記憶」ですが、これに近い状態になっている記憶は、実はかなりあるのです。
私の家は寺なので、早口で唱えても15分はかかる経文を、覚えさせられました。だからそれらは頭に記憶はされていますが、どこか一部だけを取り出して唱えるようにいわれても、できないところが多いです。前から順番に全部いうことはできても、一部だけは取り出せないのです。これは、言葉の記憶ではありますが、手続き記憶のようでもあります。
ちなみに父は僧侶なので、さすがにどこでも随意に取り出せます。これが記憶の熟達度によるものであることは、いうまでもありません。しかし、すべてを反対に唱えることは、きっとできないでしょう。
タスクの手順というのも、これと似たところがあって、やり始めればドミノ倒しのようにどんどん手順を思い出して、だから最後までやれたりするのですが、タスクリストのタスク名だけがあるときには、何をやるかがあまりよく思い出せない。だからできないような気がするものです。
そんなことを、次の本を読みながら考え続けました。
| 単純な脳、複雑な「私」 | |
![]() |
池谷裕二
朝日出版社 2009-05-08 おすすめ平均 |
トラックバック:0
- このエントリーのトラックバックURL:
- http://www.mindhacks.jp/2009/05/post-578/trackback
- トラックバックリンク:
- やり方は自分で言って教えてもらう from ライフハック心理学


無意識の自分に 会いにゆく







Twitter