心理ハック
取りかかっても取りかからなくても苦しい心理

- 2009年05月15日 (金)
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1.学期末のレポート3点について、自分たちで〆切を作らせ、発表させる。自発的な〆切に遅れたら、ペナルティを設ける
2.学期末のレポート3点について、「学期末まで」という以外には何も設けない
3.学期末のレポート3点について、第1は4週間後、第2は8週間後、第3は12週間後という〆切を押しつける。ペナルティもあり。
長期計画の中の「先送り」と、毎日やることをいつまでもやり始めない「先送り」とは、少しニュアンスがちがいますが、だいたい同じもののように扱われています。上述は、『予想どおりに不合理』という書籍について、シゴタノ!で書かせてもらった引用ですが、クラス全体の成績を比較した限り、3のグループがもっとも平均がよかった、という結果になっています。
以前、なかなか取りかかれず、何かと先延ばしにしてしまう心理を、私は「葛藤」という切り口で考えてみたことがあります。取りかかりたくない仕事やジョギングなどには、取りかかっても取りかからなくても苦しい、という心理があるように思えるからです。取りかかるのは苦しいし、取りかからずにグズグズしているのも苦しい。どっちつかずの間、時間が経過するという状態です。
押しつけられている仕事に比較的取りかかりやすいのは、選択し、決断する意義があまりないように感じられるからだと、私はよく思っています。これは、以前、Lifehacking.jpの堀さんに「大事なことほど後回しになる」という現象を解説してもらったときに、考えたことです。なるほど、「これは自分にとってとても大切なことだ!」(たとえば「運命の人だ!」と思った相手への告白とか)と思ってしまったことほど、やれません。かくして博士課程にある大学院生は、博士論文に取りかかれなくなります。
人から押しつけられたペナルティを避ける、などというのは、やりがいはあまりなく、志が高いとはとても言えませんが、少なくとも取りかかりやすいように思われます。取りかかる理由も、かなり明確になります。これがもっと高尚な目的を果たす意志を持ちながらだと、どうしても「最適な時期」と「最善の状態」にだけ仕事をしたくなりますが、それが「今だ!」と確信できる保証はいつになっても得られないため、タイミングを得るのが難しくなるのです。








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