心理ハック
タスクシュートの使い方【ファーストタスク】

- 2009年02月20日 (金)
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「すごい人」はなぜ自分の1000倍以上もすごいのだろう?
こういう考え方は、かなり不健全なものだと思うのですが、なかなかぬぐいきれません。時にこの「すごい人の秘密」が、いささか趣味の悪い扇情活動となって現れるものです。それに引っかかる自分も自分だと思いながら。
この精神的不衛生に立ち向かうことは必要で、その最善の手段は自分にとって、「ファーストタスク」と「less is more」をよりどころとすることだと、自分自身では結論づけつつあります。
「ファーストタスク」とは、私にとっては『マニャーナの法則』によって学んだ考え方で、「どうしてもやりたいことは、すべての仕事を開始する前にやること。仕事でもなく、家族からの頼まれごとではない、純粋に自分がやりたいだけのことをやれるのは、このときをおいてなく、しかも、一つしかできない」というとです。
私はこの簡単な考えを、一読しただけで自分のものにすることができず、何とか「ファーストタスク」を3つやろうとして、挫折し続けてきました。それもごく最近の話です。
「ファーストタスク」を「一つに絞り込む」きっかけを得たのは、大橋悦夫さんの『成功ハックス』を読んでから。「一つしかできない」と『マニャーナの法則』に書かれてあったのに、5分のことを三つやろうとしているあたりですでにアホなのですが、『成功ハックス』にはおもしろい考え方が強調されていて、「やりたいことなんて、どうせ揺らぐものだから、その揺らぎ全部につきあっていけば、そのうちに集約された『本当にやりたいこと』に行き着ける」とあったのです。
とはいえ私はものぐさなので、本にあったとおりに、システマティックにこの方法を試したというわけではなく、適当なメモに散発的にやりたいことを書き続け、それが溜まるまでいくらやりたくてもやりたいことでもやらないという日々を送っていたところ、集約するというよりは、やりたいことでもやりたくない日も少なくないという事実に行き当たったのです。
この段階で、「やりたいこと」を「このブログを書くこと」に決めてしまい(それがどうしてやりたいことだと言えるのかという疑問は、一応ここまでのプロセスで解決済みということにして)この決意をつなぐ、具体的方法に移ることにしました。私としては、当然、タスクシュートの早い時間帯に、「このブログを書く」という「ファーストタスク」を「繰り返したスク」として設定するのがベストです。
これで続けることが一応できています。まだ短い間で、油断は禁物です。そしてこれを見ていただくとわかるとおり、かなり「贅沢」な見積もりの取り方です。0.9はめったなことでは割り当てません。しかも今日は、夕方に約束があるので、予定がかなり早くなっています。こういう日にブログエントリ0.9(時給ほぼ0円)はあり得ないのです。
それでもこれがやりたくて、私はこれをやることにしていますが、衝動が発生した時点でタスクを盛り込んだときには、その行為は「やりたいこと」に間違いありませんが、過去の衝動で規定される現在のタスクは義務に近い印象になります。しかしこれは義務とは言い切れないため、思わず省いてしまいそうになるのです。そんなときには堀さんの『情報ダイエット仕事術』です。
「一つの習慣で本当に足りるのか?」と思われるかもしれませんが、二つ以上の行動を同時に導入すると、安易な方に偏ったり、効果が見えにくくなったりするためにモチベーションはかえって低下してしまいます。
私の「一つの習慣」は1日1本の論文を読むこと
たとえば、私の研究者としての「一つの習慣」は毎日1本の論文を探して読むことです。世界には数多くの論文が存在し、とても1日1本では自分の専門に限ったとしても網羅できないのですが、それでも「1本」にこだわることには大きなメリットがあります。
まず1本しか読めないのですから、最もインパクトの大きい大事な論文を探そうと目が鋭くなります。そしてそれ以外の論文は読めませんので、情報収集を口実に別の作業が圧迫されることはありません。(pp24-25)
これがless is moreです。「ファーストタスク」はまず絶対と言っていいほど、ネクストアクションではありません。それでは永遠に先送りされてしまいます。「ファーストタスク」は、原則として、ファーストアクションでなければいけないのだと思います。
▼参考図書
| マニャーナの法則 明日できることを今日やるな | |
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青木 高夫
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2007-04-05 おすすめ平均 |
| 成功ハックス | |
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大橋 悦夫
青春出版社 2008-11-22 おすすめ平均 |
| 情報ダイエット仕事術 | |
![]() |
堀 E. 正岳
大和書房 2008-12-20 おすすめ平均 |














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