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423 7秒前に、脳が判断? Clip to Evernote

「意識による判断の7秒前に、脳が判断」:脳スキャナーで行動予告が可能
http://wiredvision.jp/news/200804/2008041723.html

ちょっと前に話題になった話ですが、この話はおそらく私同様、多くの方が信じていないのだろうと推測します。つまり「ネタだろう」と思われているような気がします。

「7秒」というのは、この手の話を信じるにはあまりにも「長い」ようです。実はこの論争は、「0.5秒前」ですでにかなり議論されていますが、厳密に言えば「0.5秒」でも「7秒」でも同じ事になるのですが、直感的にはそうは思えません。

「7秒」は馬鹿げているような気がします。「0.5秒」だと、それならありそうな感じがし、そして「それならまあ自由意志も何か救われるような気がする」といった、あいまいな思考で納めておける雰囲気があります。

この議論、実は秋葉原のとある喫茶店で、堀正岳さん増田光俊さんと、ちょっと話題にしました。その時は何ということはなく終わったのですが、「まあ、科
学的にそれが本当だっていうのなら仕方ないよね。でもそうであったら残念だよね」というようなところだったと思いました。

けれどもやはり、その時にも私が感じたことは、この「思い込み」の持つ威力です。「自由意志」は幻想かもしれませんし、思い込みかもしれませんが、だとしてもきわめて強い「思い込み」です。そして脳は、心が「思ったこと」に応じて形を変えるといわれています。

脳が心に影響するのは当然として、心も脳に影響するわけです。(この発想自体が二元論から抜け出せていないのは明らかですが)。

今のところコンピュータにはおそらく「俺には自由意志がある」などという「思い込み」すら持っていないはずですが、そう「思い込ませる」ことが可能になったとしたら、自己改造を始めるでしょうか? 始めるとしたら、どんなふうに改造するでしょう?

脳科学者のラマチャンドランは、0.5秒論争について、統合失調症者の「思考挿入」にからめて、面白い指摘をしています。仮に私たち「健常者」が、自分が
手を動かそうとする「0.5秒前」に、いちいち「これから手を動かそうと思うぞ」という合図を目にするようになったら、それでも手を動かすだろうか?と。

0.5秒では技術的に困難でも、7秒前ならどうでしょう?