心理ハック
374 記憶術-喉まで出かかっていることを思い出す

「あ~このタレントの名前なんだったっけ!?たしか、「い」がついて「み」で終わる名前だよね!?」
どうしてここまで覚えているのに、肝心の名前が出てこないのか? 不思議なことですが、TOT現象と呼ばれるこの現象は、意外と頻繁に起こります。どうでもいいことですがこのTOTは、まるで泣き顔を表す顔文字のようで、ちょうどぴったりですね。
研究によれば、この現象は若い人でも7日から10日に一度は体験し、年齢を重ねるほど、頻繁に体験することになります。「のど元まで出かかっているのに思い出せない」という、決して愉快ではない体験です。
この状態に陥り、しかしどうしても思い出したければ、メモ用紙を一枚用意します。そして、思い出したい名前や言葉の「周辺事実」を、思い出せる限り片端から書き出していきます。
その際、できるだけたくさんの周辺事実を書き出すようにします。また、重複事項はできるだけ書かないようにします。書き出しながらそれを読み、なおかつ口に出してみるのも有効です。
また、その周辺事項を時系列に、古い方から辿ってみるのもいい方法です。そうすることによって、「歴史的関連事項」を思い出すことができます。思い出したらそれらについても、片端から書き連ねていきます。
以上はもちろん、インターネットを利用できない環境にいるか、もしくは使用禁止状況に置かれている場合の話です。ネットが使えるなら、周辺事項を検索してヒットさせた方がずっと早いし、確実でしょう。
この周辺事項を書くことが有効なのは、人間の頭の中で記憶はネットワークになっているからです。コーヒーといえばマメ、マメといえば節分、節分といえば…連想は一気に、一斉に活性化されます。
「周辺」を活性化してやることで、ターゲットが連想されることを目指すのが、記憶再生のための重要なハックです。取引先の人の名前を思い出せないようなと
きなど、メモも使えないかもしれませんが、関連事項を思い浮かべる努力を続けていれば、不意に「ヒットする」ことがあるでしょう。
【参考書籍】
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Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル― Ron Hale-Evans 夏目 大 オライリージャパン 2007-08-25 by G-Tools |
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なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎 (日経ビジネス人文庫) ダニエル・L. シャクター Daniel L. Schacter 春日井晶子 日本経済新聞社 2004-11 by G-Tools |










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