ライフハック心理学

心理ハック

371 「やる気」をどう投資するか?――モチベーションの心理学 Clip to Evernote

「やる気」(心理エネルギー)というものは、有限な資源です。したがって、実生活のどの分野へ、どのくらい投資していくか、計画的に配分することが望ましいと言えます。

たとえば「仕事の鬼」になって、ほとんどすべてのエネルギーを「仕事」に注いでしまうと、場合によっては夜も眠れなくなります。というのも、「眠る」ためにもある程度のエネルギーが必要だからです。

これは極端な例だとしても、何かにあまりにたくさんのエネルギーを注ぎ込めば、当然他へ回せるエネルギーは少なくなります。あるものには、全くエネルギーが回ってこない、ということになるでしょう。

この意味で、「やる気」と「時間」はよく似ています。ともにリソースであり、ともに有限であり、しかしリサイクルができるので、生きている限りは無限に使えるリソースにも見えます。

さらに、適量を投資すれば、リターンが得られるところも似ています。そのリターンが、時にお金であり、時に喜びであるところも似ています。

たとえば野球中継を見るような場合。何も全身全霊を込めて中継を見つめなくても良いでしょうが、ある程度集中してみた方が楽しむことができます。

時間の方で考えますと、ある程度の時間をかけなければ全く面白くありません。「1分だけ野球中継を見る」くらいなら、見ない方がマシです。

「時間」と「やる気」の類似性を意識しておくことは、有効だと私は思います。投資配分によっては、好きなものが嫌いになったり、嫌いなものが好きになることもあります。そのうえ、資源は有限なのです。だから、資源投資は慎重かつ計画的に行わなくてはなりません。

うまくやれば、大きなリターン(大きな喜び)が得られます。「やる気」投資はその意味で、とても面白いものでもあります。