心理ハック
Toodledo-iPhoneアプリ版を再び使い出しています
ここのところ、iPhoneでももっぱらSafariからToodledoをチェックしていましたが、また専用アプリを使い出しました。
コンテクストのフィルタ


上の写真の通り、最近はiPhoneでまた、Toodledoの専用アプリを使い出しました。理由は、バージョンアップして、コンテクストやタグでフィルタリングが行えるようになったからです。
このバージョンアップは重要で、これまでは並べ替えできるだけで、隠すことはできませんでした。ですから私のように、1日のタスクを膨大にしてしまう人間には、たしかに使いにくかったのです。
これがあれば、出先ですることを簡単に絞り込めます。相変わらず時間の総和を算出してはくれませんが、あまり外出して仕事をすることがなくなってきた私には、やることが明確になっているだけでも、実用に耐えるのです。
認知リソースの節約

心理的なメリットとしてはやはり、認知リソースの節約でしょう。注意分配資源などとも呼ばれますが、私たちはもっともよく注意を払う対象を、視野の真ん中に置くために首を動かしたりするほどです。
注意を散らす対象が3つも4つもあれば、首を頻繁に動かさなければならなくなるだけでも、邪魔になります。
そう思えば、一度に意識するタスクの数など、減らすべきです。隠すのは消すのと違い、必要に応じて呼び出せるのですから、注意を散らさないために最善の手段と言えるでしょう。
▼心理ハック 適切にフィルタすると注意の集中ができる
名前をつける
ひらひらと飛び回る蝶のような、とらえどころのない問題に対しては、まずピンで留めてしまうことです。
方法や問題に名前をつける

ライフハックというものはまだ歴史が浅く、「専門用語」が少なすぎます。あっても統一がとれいないことが少なくありません。
7つの習慣、GTD、43フォルダーズ、「超」整理法、ユビキタス・キャプチャー。これらは「ライフハック」が獲得してきた、数少ない貴重な用語です。ぱっと名前を出せば、だいたいのイメージがわくのです。それを使って実際に動き出すことも、人に向かって説明することもできます。
しかし、「先送り問題」「時間の見積もり」「マルチタスク」「脱線」「頭を空っぽにする」あたりになってくると、ちょっと説明的でたどたどしい。もっとスッキリした用語が欲しいところです。そうなってくれば、問題ははるかに解決しやすくなるのです。
正しい名前を言ってみろ

童話などで怪物が「正しい名前」を言われたとたん、溶けたり消えたりしてしまうというシーンにときどき遭遇します。怪物といえども「正体」をさらしてしまえば、恐れることはないのです。
心理学にも専門用語はもちろんあります。時にそれは「ヤーゴン」と呼ばれて、話をいっそうややこしくするものと揶揄されますが、そうは言っても、ヤーゴンがなければ把握のしようのない現象や問題はたくさんあります。
「精神分析」「認知的不協和」「現状維持バイアス」「負の強化」「リスキー・シフト」「そううつ」などは、これらの言葉がなかったら、問題の把握すら容易ではなく、ましてこのような現象を体験したことのない人に、説明などできないでしょう。
問題に適切な名前をつけられれば、半分は問題を解決したに等しい、などとも言われます。
▼心理ハック 方法や問題に名前をつける
脱線をダッシュで駆け抜ける
わけの分からないタイトルになっていますが、タスクに取りかかることを「本線」とするならば、Twitterはどう取り繕ってみたところで「脱線」です。脱線しないことが何よりですが、どうしても脱線したくなることもありますね。人間ですもの。
脱線する前に仕掛けておく

たとえばMacには上記のQuitApp++というなかなか「やってくれる」アプリがあります。
これは何をするアプリかというと、時間が来たら勝手にアプリを終了したり、起動してくれるアプリです。
もちろんこうしたアプリはWindowsにもあって、自動シャットダウンなどの目的に使っている人も多いと思いますが、私はこれで、脱線から仕事へ自動復帰するのを手伝わせているのです。上記のように、Twitterクライアントを一定時刻には勝手に落とし、代わって画面がOmmWriterに占められてしまうようにするのです。
タイマーよりも強制力がある

タイマーを仕掛けておけばいいではないか、という意見もあるでしょう。そのとおりです。しかし、タイマーは目覚まし時計と似ています。止めて、二度寝。止めて、再脱線。やろうと思えば簡単にやれてしまうことです。
アプリが勝手に立ち上がるのは、それよりも明らかに強制力があります。起きる時間が来たら、朝食の前に座らせられているようなものです。それでも二度寝はできますが、目覚まし時計を止めるほど容易ではないはずです。
そして、こういう仕掛けがあることが分かれば、脱線で済ませるべき用事を急いですませるようになります。脱線してもいいけれど、足早に通り過ぎる。ということです。
▼心理ハック 脱線をダッシュで駆け抜ける
「コミュニケーション・ハッカーズ」セミナーを開催します

お待たせいたしました。2月22日(月)、大手町にて「コミュニケーション・ハッカーズ」を開催いたします。
テーマは、「怒りと喜びのコミュニケーション心理学」です。 対人ストレス、へこみ、人間関係の憂鬱の底流には、怒りの感情が流れています。
なぜそんなことになってしまうのでしょう?
外に向かって表現されない怒りは、やむを得ず、内にとどまって心の中で暴れ回ります。怒りではちきれんばかりなのに、その怒りを表現できないのなら、その攻撃によって傷つくのは自分自身の心なのです。
そうは言っても「怒り」をぶつけるわけにはいかない相手がいる。それが大人の現実でしょう。
ならば、私たちが身につけるべきは「怒りを抑え込み溜め込む」忍耐力ではありません。そうではなく、必要なのは「究極の怒らない心理力」です。大人に必要なコミュニケーション心理学とは、ここを出発点にしなければなりません。
このセミナーでは、いわゆる「コミュニケーション技術」を身につけるのではなく、問題を発生させるコミュニケーション心理をおさえます。
可能な限り、個別のケースに潜んでいる「コミュニケーション意欲を殺す困難」を扱いたいと思います。
セミナーは1時間30分。上述の「心理学的基本テーマ」をまず紹介し、つづいてゲストの方と「個別ケース」の考え方を話し合います。続いて簡単な「心理ハック」を紹介しつつ、参加者のみなさんとの懇談に入ります。
このセミナーは、経費ギリギリのお値段でやっていきます。精神的にひどく悩まされているという方は、ぜひご参加いただきたいと思います。コミュニケーション心理という切り口に光明を見いだせるかもしれません。
なお、セミナー修了後、懇親会を行います。コミュニケーション・ハッカーズというセミナーですし、お時間のある限り、ご参加いただけますと嬉しいです。
割り込み作業にぱっと手がけない
タスクシュート導入前と導入後で変わったことは様々ありますが、そのうちのひとつに、「予定したことを、割り込み作業に優先させる」ということがあります。少なくともそうしようという意志が強くなりました。
割り込み作業にぱっと手がけない

私の以前の仕事スタイルの非常におかしなくせとして、「割り込んできた作業があると、すぐにそちらへ飛びつく」というものがありました。
もちろん、上司が「これ、すぐやって」といってきたというのなら、しようがないのですが、そうでないものまで、「割り込んできたら、最優先」というやり方をしていたのです。
「すぐやれ」という指示の意味も、検討の余地はありますが、割り込み仕事が他のタスクより優先されるべき理由は、1つもありません。事前に「予定されていた仕事」があったのですから、そちらを後回しにすると、非常にやっかいなことになりがちです。
なのにそうしていた。その理由は何だったのか。
セルフハンディキャッピング

「前から予定していたけれど、できればやりたくない仕事」に対して、「割り込み仕事」はとてもいい「やらない理由」になっていたわけです。
これを自分では広義のセルフハンディキャッピングとしてとらえています。自分に不利な理由を「あつらえる」ことで、自分をうまく納得させてしまうのです。
むろん、厳密な「セルフハンディキャッピング」はこうではなく、たとえば、わざと風邪を引いて「体調不良でうまくいかない」状況を作ることをいうのですが、心理的にはどこか、「割り込み仕事を優先させるから」と言いたがる自分には、似たところがあったということです。
タスクシュートを導入して以来、私は、「割り込み仕事を優先させることの意味」を目で見ることができるようになりました。さらに、「未来の時間」を空間的に把握できるようになったため、「どこに割り込ませるか」という視点が生まれました。
つまり、「割り込み仕事」が入るべき場所ができたということです。この、「入るべき場所」を作ってあげるというのは、ライフハックのポイントだと思っています。
▼心理ハック 割り込み作業にぱっと手がけないためにツールを見つける








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