ライフハック心理学

心理ハック

176 出版記念セミナーのお知らせ

スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
4534041837 大橋 悦夫 佐々木 正悟

日本実業出版社 2007-01-31
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上記の通り、『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』が1/31(水)に発売予定です。
本書は、日経ビジネスオンライン(NBO)でご一緒にコラムを書かせていただいている、大橋悦夫さんとの共著書です。
先日発行した、『ライフハックス-鮮やかな仕事術』(MYCOM新書)と若干ながら重複する部分もありますが、大橋さん担当の項目に、私では考えつかないような「知的生産技術」や「仕事を進める工夫」が盛り込まれていますから、そういった方面にご興味がおありの方は、ぜひご検討いただきたいと思います。

なお、出版を記念して、大橋悦夫さんと佐々木正悟によるセミナーを、2007年2月6日(火)に開催します。
概要は以下の通りです。さらに詳しい内容をお知りになりたい方、参加を検討される方は、次のページをごらんになってください。

私自身、日本でこういったセミナーで喋るのは初めてですが、できるだけ楽しいものになるように心がけますので、よろしくお願いします。m(__)m

『スピードハックス』出版記念セミナー~仕事のスピードをいきなり3倍にする技術~
http://www.pasonatech.co.jp/event/index.jsp?group=3&no=60

<概要>
・『スピードハックス』とは?
・『スピードハックス』はいかにして書かれたか
・『スピードハックス』に書ききれなかったこと
・自分だけの『スピードハックス』を作るために

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174 モノコレクション

今は止めてしまいましたが、一時「関心空間」というウェブ2.0的サービスに、はまった時期がありました。

あのサービスの何が面白かったのか、いまだにうまく説明できないのですが、かつて精神療法で話題になった「箱庭療法」を実践している感覚に、近いものがありました。「自分の興味のあるもの」をズラリと並べていくことは、自分自身を並べていくことに、通じるような。

年末に、以下のような記事を、日経ビジネスオンラインにて書かせていただいたのですが、以下の記事は「モノを並べていく」中で、「自分自身」が見えるような感覚を覚える、という発想に沿って書いたものです。

 「興味のある物リスト」や「好きな書籍リスト」をインターネット上に集め、公開するサービスが流行っているのは、「記憶の乏しさ」に対する歯がゆさも原因にあるでしょう。ズラリと並んだ「自分の好きな物たち」を眺めると、自分という人間の特徴とバラエティが広がっているのを、目の当たりにできるため、充実した気持ちになれそうです。そのうえ、リストの断片を活用することで、他者と「アイデンティティの共有」ができるというのであれば、そんなサービスが流行るのも自然です。

http://blog.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/113460

むろん、自分の好み=自分自身とは言い切れませんが、自分の好みをさらけ出すことには、ある程度気恥ずかしさがありますし、あるいは自己顕示欲もあります。ということは、自分の好みと自分自身には、非常に近しい関係があると思えるわけです。

これは必ずしもコレクションに限った話ではなく、たとえばお気に入りをのぞかれることや、もしくは自分の書棚を人に見られることにも、抵抗感があるという人はいらっしゃるでしょう。

あるいは、自分のキッチンや書棚を人に見せたくてたまらない人も、いるかもしれません。

作家の中島敦さんは、著作『山月記』の中で、「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」という表現を使っていますが、そういうネガティブな気分にとらわれずにすめば、モノコレクションを通した「自分捜しの旅」は、なかなか楽しめる遊びです。

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173 心理哲学談話-Mental Philosophy Logue-001

「考えること」から「うつ」になっていた時期

※この文章は、きわめて個人的な形而上的エッセイです。内容について、学術的・医療的価値を保証することは一切できませんので、あらかじめご了承ください。

本のタイトルにもなったように「記憶はウソをつく」ものですから、今から十年も昔のこととなると、たとえ自分自身についての話であっても、不正確なものでしょう。しかしその不正確な記憶に頼るほかはないので、とりあえず私自身の学生時代を思い出してみますと、当時の私はおそらく「うつ病」でした。ピークはおそらく、大学二年の頃だったでしょう。

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172 人は過去のパーツで未来をイメージする

『サイエンティフィック・アメリカン』のオンライン記事より

January 02, 2007
Back to the Future: How the Brain “Sees” the Future
Whether imagining the future or recalling the past, the human mind calls on the same brain regions

http://www.sciam.com/article.cfm?chanID=sa003&articleID=CFEBFD00-E7F2-99DF-3E7DCD24612A6C36&ref=rss

あけましておめでとうございます。
上の記事でいちばん大事なポイントは、神経科学の実験結果より、人はなんらかの「未来をイメージする」場合に、それにもっとも近い内容の過去を思い起こしたときと、同じ脳部位にアクセスするとのこと。

この研究はかなり新しいもののようです。となると、今後いろいろな展開があるものと予測されますが、今回の実験結果はおおむね常識に合致するものでしょう。

しかし、上記のような実験結果が有意義なのは、未来予測を立てる際、過去の記憶を辿るということを、実際に自分の脳がやっている事実からして、

・私たちは自分の未来を、おおむね過去の繰り返しのようなものだと、無意識のうちに考えやすい

・そして、そのような考え方は、脳がそのように進化してきたことからすれば、それなりに有効である

ということだと思います。

このことはまた、ある著者が面白いとなると、その著者の本をどんどん買っていくのが、いかにも人間らしい行動であるとわかります。新作が面白いかどうかの「予測」は、以前その人の書いた本が面白かったかどうかという「記憶」によってなされているからでしょう。
(そういえばふと思ったのですが、音楽で、新しいアルバムを買うときにも、同じ事が言えるものでしょうか?)

人が第一印象で判断されてしまいがちなのも、(そうすべきではないという数々の訓話にもかかわらず)、同じ理由でしょう。ある人とのデートが楽しいかどうかの「予測」は、その人との前のデートが楽しかったかどうかという「記憶」によって行われるのでしょう。

こと楽しみというテーマで言うと、過去の記憶を活用してなされる「未来予測」が、100%的中するというのは、決してよいことではありません。あるブログを読みに行って、そのブログの状態が完全に「予測」通り、すなわち前に見たときと全く同じ状態であっては、人は失望します。ということは、ほんのわずかでもよいから、何らかの形で更新されているのが、望ましいということになります。

けれども、ブログのデザインから何から、ガラッと変わってしまうというのも、善し悪しです。「予測」が完全に裏切られるということは、「記憶」が全く役に立たなくなるということで、不便で仕方がなくなります。意表をつかれるという楽しさはあるのですが。

つい先日、近所のスーパーが、店内を大改装しました。小売店としてはよくやる手でしょうし、おかげでかなりお客さんが入っていましたが、私としては非常に不便になった印象がありました。どこに何が売っているかが、わかりにくくなり、ついでにそこで買っていたいくつかの品物が、並ばなくなりました。

というような問題もあるので、どの程度「予測」を裏切るのがよいかは、かなり微妙な問題です。私は読んでおりませんが、村上春樹さんの最新作は、村上春樹さんのファンの「予測」にどの程度合致していたでしょう? あるいは、浦沢直樹さんのマンガ作品は、どうでしたでしょう?

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