心理ハック
130 フォルダに色。この機能はデフォルトで欲しいところですが
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0610/23/news023.html
3分LifeHacking:
フォルダに色やマークをつけて管理するより
「3分クッキング」から取ったのでしょうが、私はネーミングもこのシリーズもなかなか好きで、しょっちゅう見ています。
このエントリでは、フォルダに色をつけられるようになる、フリー・ソフトを紹介しています。
フォルダに色がつけられるというのは、当たり前といえば当たり前のことで、なぜこれが当然のようにウィンドウズ標準で、簡単にやれないのか、非常に理解に苦しみます。
脳において、色処理をする部署は、他の視覚処理をする部署とは異なります。色処理をする部署がおかしくなっている人には、ヴィジュアル・イメージが、動き、形、奥行き、質感、等々は完璧でも、白黒の世界になってしまいます。
色が違うだけで、ものの判別しやすさというものは、全く違ってきます。たとえば、次の5と2の列をご覧ください。
555255255555252555
いかがでしょう?「2」がいくつあるか、わかりますか?
それでは、こちらはどうでしょう?
555255255555252555
2の色が違えば、グンとわかりやすくなるはずですね。当たり前のことですが、脳の中に、独立した部署が特別な処理を施してくれることの利点を、私たちはほとんど無自覚に教授している、これがよい例なのです。
フォルダを名前だけで類別せよというのは、そもそもナンセンスです。アイコンを変えられますが、非常にお手軽に変えられるとはとても言えません。しかも、アイコンの種類が、全然フォルダ整理の目的に沿っていません。ドキュメントを入れるためのフォルダを、地球儀にしたり、「手」をつけてみたりしても仕方がない。
次世代のヴィスタには、この点は期待できるのでしょうか?
129 音楽療法的な仕事術
こちらでは、すでに何度かお名前を上げさせていただいている、大橋悦夫さんが、「あすなろブログ」というブログにて、
環境BGM
http://blog.pasonatech.co.jp/tb/1113
という面白い記事をエントリされています。
これは面白いサイトで、自分で自分好みのBGMを作成できるというものです。こう聞いても「なあんだ・・・」と思われそうですが、ぜひ一度試してみてください。
http://www.soundsleeping.com/
心理学者のユングが、アフリカを旅行中、あるアフリカ人の村では仕事をするために、周りで太鼓をたたいてリズムをとるという風習があるのを、見つけたそうです。
これはなにやら、心理を音楽で一定の方を向かせるという点で、音楽療法と似てなくもないですね。音楽というものにはリズムがあり、そのリズムがペースメーカーとなり、それが仕事にも役立つのでしょう。太鼓というのがいかにもリズム的です。
さらに、ある種の音色はおそらく大脳辺縁系(感情に関わる)に干渉するのだと思います。気持ち良くなる音色というのはありますし、気持ちが悪くなる音というのもあります。よく、ガラスを爪でひっかく音、などといいますね。
大橋さんが紹介されているサイトをちょっと使ってみて、私は、インドネシアのガムランという楽器を思い出しました。あれを聴くと、とても気持ちが安らぎます。気持ちが安らぐことが、そのまま仕事の生産性を上げるかどうかは、やや留保すべき点もありそうですが、落ち着いて仕事に向かえるような気はします。
何はともあれ、試してみてください。音を立てても良い環境で。
http://www.soundsleeping.com/
127 やる気のためにその8 かかる時間を計測・予測する
そしてその時間を、2倍に設定し直す。
本日で、「やる気のためにシリーズ」は最後です。その8。
かかる時間を計測する。
計測するのは非常に大切ですが、2倍かかると見積もるのはやめましょう。むしろ、とりあえずかかった時間を元にして、その後の時間を見積もりましょう。
時間というのは、たくさんあればそれだけ楽に仕事ができるとは限りません。30分の仕事を1時間かけてやれば、苦痛は半分になるというものではありません。
たしかに、見積もり時間を倍にしておけば、余裕が生まれるという利点はあるでしょう。しかし、時間を倍に見積もれば、仕事が終わるまでに倍の時間がかかるという見積もりを、目にしなければなりません。これはいやなものです。
時間を二倍に見積もっておくと、仕事が二倍になったように見えてしまいます。すでに述べたとおり、時間の長さ=仕事量、ではないのですが、私たちはそう思いこまされているところがあります。一種の教育効果です。2時間勉強すれば、子供の知識はあたかも2倍になるかのように、学校ではカリキュラムを組みますので。
むしろ大事なのは、時間を計測することの方です。ただ、なかなかこれをやる気にはならないことが多いです。私もそうでした。しかし最近は、ややおおざっぱながら実行してます。忙しくなってきたせいです。
時間を計測することのメリットの一つは、思ったより実際には時間がかかっていない、ということを知ることです。いつもいつもそんなに好調であるとは限らないので、時にはいつもの倍もかかるようなことがありますが、たいていある特定の仕事にかかる時間は、平均的なところに落ち着くものです。
これを知っているとどうよいのか?
最短で、仕事A+B+C+Dにかかる時間を、計測できるところです。これは大きなメリットで、非常にあわてている場合にも、どうにか切り抜けるだけのスケジュールを組むことができるようになります。
そして、当然のことながらある種の「未来予測」ができるようになります。私は作業記録をつけることで、未来予測は、心理的に非常に大きな安心感をもたらすことを知りました。人にもよりますが、「不安」を感じたら業務日誌をつけてみることを、一応お勧めしておきましょう。
126 やる気のためのその7 決してやらないことは消してしまう
もし取りかかる気がないのないのなら、その項目をタスクリストに書き込んではいけません。
すでに常連さんとなってしまったタスクリストの項目をみてみましょう。この項目を、もし今片付けないとしたら・・・
◆何が原因なのでしょうか?
1,やる気が足りないことでしょうか?
2,時間が足りないことでしょうか?
3,お金が足りないことでしょうか?
4,今それをやったり買ったりしてしまって、後でもっと良いやり方が見つかったり、もっと良い製品が出てしまって、後悔することになるからでしょうか?
5,前提となる準備がまだなされていない?
6,そもそもそれをやる気がないからでしょうか?
1-5も問題はあるのですが、6でしたら、その項目を消してしまいましょう。今すぐ!
そして、4や5にも、似たようなところがあります。
たとえば、もしも、「いらない本を売る」と書いておいて、「まだその時期ではない・・・なぜなら、いらない本の分別をしていないから・・・」ということであれば、「いらない本を売る」の項目は消して、「いらない本を選び出す」という項目に変えるべきです。そうすれば、取り組むための時間やモチベーションが具体化するでしょう。
タスクリストには、「そこに書き込んでおけば、それだけでなにか案件を処理した気分になる」という困った問題があります。この効果がある程度、ストレス解消に役立つのも事実ですが、ストレスの解消だけがタスクリストの目的でないことは、言うまでもありません。
タスクリストの目的は、処理すべきタスクを確実に処理することにあります。だから、処理するつもりのないタスクをここに書き込むべきではないのです。
そして、一タスクごとに細かな分析を加えていけば、タスクリスト自体が問題を抱えているという事態は、少なくないのです。将来は、きっとこの問題に対応してくれるタスクリストが、できると思います。
つまり、書き込んで一定時間が経過したタスクについて、問い合わせをしてくれるツールです。「やる気がわきませんか?」と。
CountUpRSS
プロジェクトの経過日数をRSSでお知らせしてくれるだけのシンプルツールです。「あれをやると決めてからもう○日か・・・」とゆるいプレッシャーを自分にかけたい人はご活用ください。
125 やる気のためにその6 報酬を約束する
「報酬を約束する」ことで、仕事に取り組む「やる気」に火をつけよう、ということなのですが、問題は自分で自分に用意する報酬など、なかなか本気で望むことができないところです。
だいたい、このプレゼン資料を1時間以内に作り上げたら、ご褒美にチョコレートアイスを食べよう、などと決めたところで、そのご褒美を買うお金を出すのは、自分です。
しかも、結局のところプレゼン資料を作るのに2時間かかったとしても、あるいはそもそも作りすらしなくても、チョコレートアイスを買って食べることはできるのです。
というわけでこの問題は、他人に話してご褒美作戦に協力してもらうなどの工夫が必要になります。しかし、そもそも人付き合いが苦手で、あまり友達がいないかもしれません。少なくとも、それほど内面生活を共有しうるような友達が、都合よく用意できるとは限りません。
ムチとアメといいますが、自分で自分の訓練をしたり、自分で自分に習慣形成させたりすることの難しさは、ムチもアメも自分の手で握っているせいです。私はこの問題では、あれこれ考えてきましたが、どうもそれほど納得のいく工夫は見つけてこられなかったのが実情です。
そう思っていたら、野口悠紀雄先生が『「超」手帳法』の中で、そのものずばりの問題を考察しておられrました。やはりだれでも、考えることは同じなようです。
そこで、野口先生はどんな「褒美」を自分に用意しているのか?私は興味津々で読みました。こういうところで大切なのは、考え方ではなくて、具体的な手だてです。アメを得るのにモチベーションが高まり、ムチを避けるのに走る気になるという理屈は、簡単です。問題は、それを実現する方法です。
野口先生の方法は、至ってシンプルでした。しかし、ものは言いよう、あるいはとらえようと言うべきでしょうか。つまり、こうです。
TO-DOリストに記載されている要処理案件は、通常はそれほど大きなものではない。日常的なものであり、数も多い。だから、大げさな褒美ではなく、ささやかな褒美が必要になるのだ。「消す喜び」というのは、「ささやか(ではあるが強力)な褒美」である。
やってみればすぐに分かることだが、数ヵ月の間TO-DOリストに居座り続けた困難案件を処理し終え、それを線で消去するときの喜びは、相当なものだ。合戦で敵の大将の首を高く掲げて喜ぶのは、きつとこれと同じだろう。このつぎにTO-DOリストを開いたときには、その仕事の死体は、赤の二重線で消されて、ぶざまな姿をさらしている。この光景こそが、当該案件を処理するために払った努力に対するなによりの褒美なのだ。これこそが、困難極まりない案件に挑戦する最終的なインセンティブである。
野口悠紀雄『「超」手帳法』
だから、野口先生は、To-DoリストはPDAやコンピュータではなく、紙にすべきだというのですが、その理由だけでは、タスクリストを紙にする気にはなりません。
百式さんのcheck*padを使っても、ある程度は「消す喜び」を味わうことはできます。ある意味で、「スマートすぎる」かもしれませんが、そこら辺は好みです。
ただし、あれこれと工夫を凝らして自分にご褒美を用意するより、「消す喜び」を実感するように心がけるというのは、案外効果的ではあります。ここで大事なことは、「消す」時に意識を「集中」することです。まかりまちがっても、「ロボット」だけに消させては、いけません。








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