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想像力に頼らない Clip to Evernote

  • 2010年03月18日 (木)
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想像力というのは魅力的な力です。私たち人間はしかし、その力の魅力をあまりに高く評価しすぎて、あまりに想像力に頼っているように思えます。

先送りと間違った想像

先送りするときには、間違って想像力を用いていることが少なくないような気がします。次のような想像をしつつ、先送りしている事例は多いと思うのです。

1 今現在やるべき行動について、行動の中身を想像できない
2 「あとでやる」時の自分の気力と状況を、とても良いものと想像している

1のほうはたぶん、ちょっとだけ時間を使って、必要なフォルダを開いてみたりすると、行動の中身をたやすく想像できることも多いのです。取りかかってみると案外簡単に終えられる、というときのパターンはおそらくこれです。

2はやっかいで、私たちの心は「明日は今日よりも良い日」と考えやすいようです。そしてこれは必要な能力なので、先送りはその副作用のようなものなのです。

したがって、2を問題にするよりも、1で先送りを予防するのが現実的です。「未来はいい」かどうかを問題にせずに、今やるべき行動の中身をたやすく想像できるようにしておくべきだということです。

想像力を現実の行動の中で使う

言い換えれば、想像力を頭の中だけで完結させない、ということです。頭の中だけで仕事をやっていると、いつまでたっても行動する気になりません。おかしなことに、そのうち疲れ果ててしまうのです。

想像力は、頭の中だけで使い切れるモノではないのです。これは不思議な話に思えるかもしれませんが、行動しながら使う想像力の威力は、次の引用に簡潔に現れていると思います。

名高い家具職人のサム・マルーフは、椅子のすべての詳細を設計図に書き込むのは不可能だと言う。「しょっちゅうだけど、のみ、やすり、あるいは特定の作業のために必要な道具を使って作り始めるまで、この部分をどうやって作らなきゃいけないのかわからないんだよ」

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