心理ハック
わかりやすい文章を書くための一つの心がけ

- 2009年10月16日 (金)
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ライフハックとしては、いささかまっとうすぎるのですが、わかりやすい文章を書くために大事なことは、
・自信をもって書くこと
です。
唐突ですが、次の2つの数字のうち、いずれが大きいかを瞬間的に答えてみてください。
238
367
造作もないですね。では同じく、次の2つの数字のうち、大きい方を瞬間的に選んでみてください。
156
997
心理実験によると、こっちの方が、人はより速く判断できるのです。ちょっと信じがたい話です。どちらも同じくらい簡単な問題です。確かに後者の方が、より簡単かもしれませんが、前者が難しいとはまったく思えないでしょう。
どうやら脳の判断というのは、よほど直感的なところがあるようです。このような脳を相手に「文章」などを読ませる場合、簡潔であればあるほどいいわけです。
このことを念頭に置くならば、文章というのは「正確さ」を期すあまり、あるいは「自信のなさ」を覆い隠そうとするあまり、次のように書いてはいけないことがわかります。
浅田真央が次のオリンピックで金、銀、銅、いずれかのメダルを獲得することは、おそらく確実なことだと記者には思われる。
別にわかりにくい文章ではありませんが、下記の方が断然わかりやすい。
真央、金だ!
これは、数字の比較でいえば、「1」と「10000」を比べているようなものです。はっきり言って私はこういう「アホみたいにわかりやすい文章」があまり好きではないのですが、その理由はたいていの場合「正確さ」を犠牲にしているからです。
「おそらく確実なことだと記者には思われる」は、未来のことを過去形で断定するより正確です。が、「正確さを期すあまり」に、238<367の比較になってしまっています。
理想としては、
正確であり、かつ断定的に言い切ること
なのですが、そのためには知識と熟慮が欠かせません。つまり、知識と熟慮に裏打ちされた自信をもって書くことが、「わかりやすい文章」を生み出すわけです。あまりにもまっとうすぎてライフハックらしくないと断ったのは、こういうわけでした。








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