心理ハック
「1番やりたいこと」がいつも「1番やりたいこと」とは限らないこと

- 2009年10月30日 (金)
- |コメント(0)
- |トラックバック(0)

堀 たとえば、ルーチンワークのための時間とは別に、細く、研ぎすました創造的な時間の方が、いろんなアイディアが浮かんできて、効率がいいということがある気がします。そのためにも、自分の時間をたとえ5%であれ、「人生の目標」とか「家族」とか「休息」に割り当ててあることを「見える化」しておくことは大事ですよね。
「一番やりたいこと」をやるライフハック
http://journal.mycom.co.jp/series/lifehacktalk/013/index.html
昨日、第13回のライフハック・トークがアップされました。この対談には様々な「仕掛け」と「背景」があって、それらを全部お伝えできればとおもうのですが、紙面にも限りがありますからそういうわけにはいきません。今後はアップされた翌日の金曜日に、いろいろと思うところをフォローしていきたいと思います。
言葉の使い方や結論に至る思考プロセスは違いますが、この対談を通じて思うことは、堀さんのお話はじつにしっくりきます。ということは、私も似たような考え方でいる、ということなのでしょう。
引用したところは冒頭の堀さんの発言ですが、私はこれを後ろのほうで、「価値の相対性」と言っています。ちょっと小難しい言い回しを使ったことを後悔しているのですが、気をつけていないと「一番やりたいことをやることができる時間になると、一番やりたいことなどやりたくなくなります」と言いたかっただけです。
私たちは、「一番やりたいこと(本当にやりたいこと)」と「ある条件下でやりたいこと」とを別のことだと考えたがります。だから「今、部屋が散らかっているから片付けたいと思っているけれど(ある条件下でやりたいこと)、これは本当にやりたいことではなくて、本当にやりたいのはもっと別のことなのだ(英語の勉強=どんな条件下でもやりたいこと)」と考えるわけです。
しかし、部屋をきれいにしてみると、英語の勉強などはしたくなくなっている。なぜならば、英語の勉強という「本当にやりたいと思っていたこと」もまた、何らかの条件下に置かれたとき(たいていは英語ができないことに不利益を感じたというケース)こそ、自覚するものだからです。同様の制約条件がなくなってみると、私たちはその制約下にあってこそやりたかったことを、やりたいなどとはふつう感じません。
ですから、「やりたいと思ったときに、やりたいことをやれ」というアドバイスは、(実践の難しさはさておき)、正しいと思います。少なくとも、「これら一切が片付いたら、あれをやろう」という考え方は、一切が片付いてみると、意欲も消滅しているという体験を重ねることになりそうです。








Twitter