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心の理論 Clip to Evernote

自閉症というテーマになると、必ずと言っていいほど登場する「心の理論」ですが、以下の実験が有名です。


http://www.holah.co.uk/study/baroncohen/

・サリーとアンがいます。
・サリーはボールをバスケットに入れて、去ります。
・アンはサリーが見ていないうちに、バスケットから箱へとボールを移し替えます。
・もどってきたサリーは、ボールを探すのですが、バスケットと箱の、まずどちらを開くでしょうか?

実験の意味自体、わかりにくいかもしれませんが、それは「人の心を読む」ことが習慣化しているからです。

「心理学を勉強しても、人の心など読めるものではない」と、心理学を勉強した人ですらおっしゃるのですが、心理学など勉強せずとも、私たちは人の心を読んでいます。これは人間の常であり、人間以外の動物には、全く見られなくはないものの、そうそうは見られないことなのです。

たとえば梅雨時。うっかり傘を忘れお客さんが、窓の外を心配げに眺めている。それを見て、「ああこの人は、心配ごとがあるので、窓の外の景色を見て、気晴らししているんだな」と思う人は少ないでしょう。これでは見たまんまです。

私たちは、人が「目に見えない心」を抱えていることを知っているので、その心の中を斟酌するものです。それが常に当たるとは限らないというより、気を回しすぎて失敗することも多々ありますが、だからといってやめようとして、やめられるものではありません。「心を読む」のは無意識的、自動的にやってしまう性癖のようなものです。

ちなみに、上述の「サリーとアンの課題」で、ちゃんと「サリーはバスケットを探す」と答えるためには、「心の理論」が必要で、個人差はもちろんありますが、3歳頃から、この能力がついてくる、といわれています。2歳児の場合は圧倒的に「箱」を指すわけです。


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