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422 やる気が出る理由 Clip to Evernote

<生理研>褒められる気分はお金もらうのと同じ?! 脳解明
実験では、大学生の男女19人(平均年齢21歳)を対象に、脳の血流量を測定した。「信頼できる」や「優しい」といった84種類の言葉を見せて褒められる状況を与えたところ、金銭を得た時と同じように線条体が活発に反応する様子を撮影することに世界で初めて成功したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000070-mai-soci

さほど驚くようなことではないかもしれませんが、やはり非常に興味深いと言わざるを得ません。

しかしこれではっきりすることがひとつあります。脳にとって「お金」と「褒められる」ことが完全にイコールとは言えないまでも、同質・同等ととらえられるような「理由」があるということです。

これはおそらく、進化心理学(あるいは社会生物学)に関係してくることでしょう。私たちは、ただ生存するためだけでも、社会の中で「しかるべき地位を占めたい」と強く思っているのです。

お金は、あれば少なくとも生きやすくなります。社会的な位置づけもまた、社会的生物にとっては、あれば少なくとも生きやすくなります。賞賛、承認欲求、な
んと呼ぼうと同じ事で、猿山においては、ヘビに噛まれやすい場所に座っているよりは、群れの真ん中の高いところに座っていた方が、生きやすいわけです。

今後の研究が待たれるところですが、この結果から当然、次のような実験を期待することになります。


・金額によっては、価値・意味が大きく変わる。その差を生むような金銭的報酬と、「権威からの賞賛」とがリンクしているかどうか?

つまり、線状体の反応が、社会生物学的な意味への反応だととらえれば、金銭的報酬は、個人的意味なのか、組織的意義なのか、社会的価値かによって、反応が変化するはずです。

その反応の違いが、賞賛してくれる相手の社会的な権威の差と、どのように、どの程度似ているか違っているか。それが明らかになれば、モチベーションと社会的なフィードバックとの関連が、もっと明らかになっていくでしょう。