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406 「衝動」をどうするか? Clip to Evernote

衝動」。英語で言えばインパルスでしょうか。これの扱いには実に難しいところがあります。

衝動買い」は普通良くないこととされています。しかし、「計画的に消費すると欲求不満が解消されない」と言う人もいます。そうした人にしてみれば、「衝動買い」をしなければ、同じものを買って物欲を満たしても、満たしたことにならないのでしょう。

同じように、仕事中「衝動的にやりたくなること」があります。それをやってしまうと好ましい結果にはならないので、仕事を終えてから気持ちよくやればい
い、とよく言われますが、「仕事を終えてしまった」時にはその衝動もなくなる人には、このアドバイスは有効性を持たないのでしょう。

「衝動」の扱いは、心理学的にも容易ではありません。そもそも、定義が難しいのです。「生理的欲求」とか「情動」という言葉にも、きわめて類似した意味があります。それでいて少しずつ違うのです。

実際の問題はしかし、こうだと思います。


衝動を、しかるべき時に再現させ、そこで満たす
ことができれば、よいはずです。つまり、仕事中に衝動を満たすから予定が狂うのだし、一方で衝動は再現できないと思うから、仕事中でもそこで満たすしかなくなるわけです。

衝動をしかるべき時に先送りするというのは、一見かなり難しそうに思えます。が、実は多くの人がこれを現にやっています。

というのも、これができると思うからこそ、「媒体」(メディア)というものがこれほどの人気を博しているわけです。「これに自分をさらせば、自分はこんな
衝動を感じるに違いない!(そしてきっと満たされる!)」と想定して、オンライン空間を徘徊したり、お金を払ったり、どこかへ出かけたりするのでしょう。

となると残る問題として、衝動を感じた時、「衝動をしかるべき時間に先送りし、その衝動を確実にその時間帯に満たす習慣をつける」ことが必要になります。
この必要性はそのまま、休暇を取る必要性を意味すると思います。そして、休暇の過ごし方に、一定の計画性を持たせる必要にもつながっていくでしょう。