ライフハック心理学

心理ハック

405 「明るい気持ちになれない」とき Clip to Evernote

今ではそんなこともないでしょうが、私が子供の頃には、学校の先生はあまり子供がホラーマンガを読まないように、希望していました。言われるほど強圧的な先生というのはめったにいるものではなく、私が知る限り「読んじゃいけません」と言うような先生はいませんでした。「たまには明るいマンガも読んだら?」といった程度でした。

(とは言え、子供が小説を読む分には、明るい暗いをまったく問題にしなかったことを考えると、その辺の指導方針がどういう基準によるものなのか、よく分からないとも言えましたが)。

しかし当時から私にも、興味深いと感じられる現象ではありました。ある種の子は、ホラーマンガばかり、むさぼるように読む(だから私はその子の家に行って、全部読ませていただいたのですが)。なぜなのか?


音楽療法(ミュージック・ヒーリング)するときに忘れてはならない大事な法則があります。それは「同質の原理」(アルトシューラーの理論)と言い、まず自分の気持ちと同質の音楽を聴いて、気持ちを代弁してもらう事です。

失恋して悲しい時に、いくら元気のいい音楽を聴いても却って逆効果ですよね。それより、同じ失恋の経験を唄った曲や、暗めのバラードや悲しいラブソングを
聴いた方がずっと共感でき心が落ち着きませんか?また気持ちが落ちこんでいる時に、元気のいい曲を聴くとかえってストレスになることもあります。

ストレス時代のお勧めリラックス法<音楽療法>

http://www.kenkou-club.com/healthinfo/204/post_268.html

同質の原理」というのは、音楽療法では有名な理論のようです。「アルトシューラーの理論」とも呼ばれているのは、アルトシューラーさんが理論化したからです。

たしかに、「明るい音楽」や「明るい物語」や「明るい映画」がまったくよそよそしく感じられ、自分の気分に少しもそぐわないと感じられることはあります。とてもいやな気分になったときは、そういうものです。

そこで、どん底の気分な時は、いったん沈み込みそうな刺激物に身を浸し、そこから気分を盛り上げていった方が、効果的だということはあるでしょう。転換点となる「つなぎのところ」をどうするかが少し問題として残りそうですが。