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284 『そろそろ本気で継続力をモノにする!』 Clip to Evernote

日本能率協会マネジメントセンターより刊行される『そろそろ本気で継続力をモノにする!』(以下『継続力』)は、『シゴタノ!』の大橋悦夫さんの最新刊です。

この本を手に取られる方の念頭にあるのは、「何かを続けたりやり遂げるということが、本当にこの本を読むことで可能になるのんだろうか?」といったことでしょう。

そろそろ本気で継続力をモノにする!
大橋 悦夫

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私は、大橋さんとの共著が2冊ありますが、大橋さんの考えに触れていると、つねに意識させられることが少なくとも2点あります。それは、

1 「信頼できるモノ」を徹底的に活用する
2 基本的に無理をしない

まず1の方ですが、「信頼できるモノ」という概念は当然ながら「信頼できないモノ」と対になっています。

大橋さんにとって「信頼できないモノ」の代表例は「記憶」です。「信頼できるモノ」はそれに対して「記録」ということになります。

他に「信頼できないモノ」として頻繁に「自分」が登場します。これに対抗する1つの存在として「他人」があります。

そういうわけで、与えられたテーマが「継続力」ということになれば、信頼できない「記憶」に頼らず、「記録」をつけるべし、ということになるのですし、「自分」を宛にしないで「仲間」(他人の目)をもっと活用しよう、ということにもなります。

信頼できない「記憶」や「自分」に頼ろうとすると、どうしても「無理」が生じてきます。そこで、2の「基本的に無理をしない」という姿勢を貫くことになり、「信頼できないモノ」に頼ることを徹底して避ける、という方法につながっていくわけです。

だから、上記の「本当に『継続力』を読むと、何かの継続に役立つのだろうか?」に対しては、「継続するための能力」は誰もが持っているのだから、信頼のおける能力だけを使えばできるはず、というのが答えになります。信頼できないモノに頼るクセを、できる限り排除すればいいわけです。

『継続力』を読み通すことで「継続」に関して楽しいハックスがいくつも得られるというメリットもありますが、通読するメリットとして少なくとも1つ保証できそうなことは、「継続力」に関する見方が変わるというところです。

「継続力」といえばふつうは、「やる抜く力」という非常に抽象的なイメージがありますが、「力」というよりもこれは「知識」によってクリアにとらえることができるもののようです。それはたとえば、「闘病する力」が「闘病の知識」抜きには語れないことと似ています。