心理ハック
168 展望記憶補助ツール

『備忘リストバンド』
http://lifehacker.com/software/diy/diy-armmounted-task-nagger-219245.php
あすなろブログというところで大橋悦夫さんが紹介しているツールですが、こうしたものを目にするたびに、人間の展望記憶というものの、驚くべき弱さが実感されます。
「手に書く」
「メモを持つ」
「アラームを鳴らす」
何をやってもなかなか撲滅できない「やり忘れ」。これは頻繁に発生する上に、心理的ダメージも小さくありません。
「せっかくスーパー行ったのに、どうして電池買ってきてくれなかったのよ!!!」
「だから、忘れたって言ってるだろ!!!!!」(全く何で忘れたんだ、俺!!!!!!!)
展望記憶というものはおそらく、「覚えておこう」と思った事柄について、脳が必要なときに「再生」(思い出すこと)ができるように、「凍結」しておく対象だと考えられます。脳は「生もの」のため、「凍結」するにはそれなりのエネルギーがいります。「忘れずにあれをしなくちゃ」と思って買い物に出かけたりすると、「なにかがこころに引っかかるような感じ」を覚えて、少しストレスになります。それはこの、「凍結」に必要なエネルギーのせいだと考えられます。
「やるべきことを一度すべて紙に書き出してみよう」のGTDは今や有名ですが、こうすることで目指しているのは、「凍結」に必要なエネルギーをすべて解放してみるという、精神衛生的な目的もあるでしょう。
展望記憶に失敗するのは、多くの場合、「凍結」の失敗ではなく、「解凍」の失敗です。解凍すべき時が来ているのに、それを忘れて「凍らせっぱなし」にしてしまうわけです。そうなるのはもちろん、解凍する「きっかけ」を見落とすからです。
「手に書いて」も手を見ることを忘れるのですから、この問題はなかなか深刻です。私はこの問題を解決してくれる可能性を持つのは、携帯電話だと思っているのですが、メモを手に巻くというのも、悪くはないでしょう。しかし、「見た目」は存外悪いのに、それでも「見忘れる」恐れもあると思います。
「見忘れ」を防ぐには、メモがふるえてくれることです。それも、定期的にふるえてくれることです。もちろん、「いつ」ふるえさせるかが問題となってきます。
そこで考えたのですが、「今日の予定」を自動的に作っていってくれるような電子手帳は望めないのだろうか、ということでした。もちろん完璧には無理でも、「作業記録」を細かく記録していくとともに、「予定」や「約束」の時間を考慮に入れ、なおかつ「路線検索」などによってどこをどう通るかが事前に決まっていれば、実のところ「自分の今日一日のおおよその行動予定表」は、朝の内に決まっているのではないでしょうか?








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